高齢出産での【後悔】ある?出生前診断をした経験を話します

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今回は出産の心配事の一つ、子どもの障害と出生前診断について考えていきます。女性の年齢が上がるほど、確率が上がる障害といえば、ダウン症を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?確率で言えば、35歳で30歳の倍以上、40歳になると1/90の確率でダウン症の子どもが生まれてくると言われています。

 

 

実際、高齢出産(39歳で出産)した私も、妊娠中の心配事で、子どもがダウン症かどうかというのは上位にありました。お腹の子どもがダウン症ではないとわかることで、気力体力ともに充実して、残りの妊娠期間を過ごしたい。今思えばそんな思いが強かったのだと思いますが、私たち夫婦なりに悩んだ末、出生前診断(羊水検査)を受けました。

 


そんな私の経験を踏まえて、出生前診断を受ける後悔、受けない後悔について考えていきたいと思います。

 

 

 

 

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高齢出産での後悔ある?そもそもダウン症とは?

正式名称はダウン症候群(21トリソミー)。染色体の異常による病気の一つで、21番目の染色体が余分に複製される(通常2本のところ3本になる)ことで発生します。


知的障害と様々な合併症を生じますが、軽度から重度の場合まで個人差があります。合併症は消化管、眼、耳、心臓、筋肉や骨やその他、多岐に渡ります。


ダウン症そのものを完治させる方法はありませんが、心疾患など合併症の一部は治療可能です。新生児の時は体力がない子も多く、若くして亡くなるイメージがありますが、合併症が重度でなければ現在では70代まで生きる方も珍しくないようです。

 

 

 

 

高齢出産でのダウン症の確率は?

一説によると、母親の年齢が20歳で約1/1600、30歳で1/950、35歳で1/380、40歳で1/90の確率でダウン症になると言われています。資料によって数値に違いがあるので、はっきりした数字はわかりませんが、確率が上がるのは確かなようです。

 

しかし、ダウン症のうち、高齢出産(35歳以上)の割合は20%に過ぎない、という報告もあるようですので、神経質になりすぎるのも良くないのかもしれません。

 

 

 

 

主な出生前診断の種類

出生前診断には大きく分けて、確率を出す「非確定的診断」と、診断を確定する「確定診断」とがあります。

 

非確定的診断には主に3種類の検査があります。

1.クアトロテスト(母体血清マーカーテスト)

母体の血液を採取して検査。検査可能時期は15〜21週頃。ただし、確定診断(後ほど説明)を考慮すると17週頃までに受けた方が良いと思います。費用は1〜2万程度。結果は1/100のような形の、確率で表示されます。母体年齢固有の確率を基に計算するため、年齢が上がるほど確率が上がりやすくなります。

 

2.新型出生前診断(NIPT)

母体の血液を採取してDNAを解析。検査可能時期は10〜22週頃。費用は20万程度。結果は陰性はほぼ100%ですが、陽性は35歳相当で75%程度と、陽性=確定ではありません。

 

日本医学会が認定する病院での検査は、ハイリスク妊婦(高齢出産等)であることなど、指定の条件を満たしている場合のみ受けられます。また、遺伝的知識をもつ医師とカウンセラーによる「遺伝カウンセリング」があり、検査の内容についてだけでなく、様々な相談ができるのが特徴です。

認定機関以外での検査も可能ですが、中には検査について十分な説明がないまま確率だけを言い渡されるような病院もあるそうなので、医療機関選びに慎重になる必要がありそうです。

 

3.コンバインド検査

超音波による胎児のスクリーニングと、1のクアトロテストを組み合わせて行います。検査可能時期は11〜14週頃。費用は3〜6万程度。組み合わせて行われるため、1のクアトロテストのみより確率は上がるものの、あくまで非確定的診断です。

 

 

上記の3つの検査で確率が高い(陽性)となった時に受けるのが、確定診断である「羊水検査」です。

 

羊水検査

母体のお腹から針を刺し、羊水を採取して染色体を検査。検査可能時期は15週以降。費用は10〜20万程度。流産の可能性が0.3%程度あります。

 

 

 

羊水検査の他に、確定診断としては「絨毛検査」があります。

絨毛検査

母体のお腹から針を刺して胎盤の一部(絨毛)を採取して染色体を検査。検査可能時期は11週〜15週。費用は10〜20万程度。流産の可能性が1%程度あります。

 

 

私が通っていた病院では、40歳以上の妊婦さんにしか出生前診断の話はしないとのことでした。出生前診断をすることで、障害の有無で命の選別をすることにも繋がりますので、出生前診断を良しとしない病院や、積極的に話をしない病院もあります。


実際、私も羊水検査を受けたいと話したところ、看護師さんの対応がガラッと変わったのを目の当たりにしました。日々様々なケースを目にしている看護師さんだからこそ、思うところがあったのだとは思います。

 

ですが、個人的には、こちらも悩んだ末の結論でしたので、あからさまな個人の感情はぶつけて欲しくなかったなあ・・・と思いました。


話が逸れましたが、私が出生前診断を受けたいと申し出たのは妊娠12週の時でした。つわりもおさまり、体力が回復してきた頃です。その病院では、クアトロテストを受けて確率が高い場合にのみ、羊水検査をする方針だそうで、確定診断を受けたいと決めていた私たちは悩みました。

 

1/900だろうが1/20だろうが、その「1」が自分たちの子どもなのであれば、それはもう確率なんて関係ないわけです。ですから、初めから確定診断で白黒つけたい気持ちがありました。

 

もちろん確定診断を受ける上で流産のリスク、もし陽性だったら?については考えました。現在では、羊水検査時の流産の確率はもっと下がっているのでは?とおっしゃる医師の方もいますが、リスクはゼロではありません。もし、流産してしまったら・・・?無事に検査が済んだとしても、結果がもし陽性だったら?

 

命の選択をする気持ちが微塵もなければこんな検査は受けないでしょう。とは言え、陽性だったとしても胎動も感じ始めたこの子を堕ろすことができるの・・・?夫婦でかなりの時間をかけて話し合い、一度は検査を受けることをやめようかとも思いました。ですが最終的には、私の意志で当初の予定通り、羊水検査を受けることにしました。

 

その時点で妊娠週数は15週に入ろうかというところ。そこから自分たちで羊水検査をしてくれる病院を探し、紹介状を書いてもらい、16週半ばに他の病院で検査を受けました。1泊2日入院での検査で、費用は10万ちょっとでした。痛みは思っていたよりはありませんでしたが、お腹に針を刺すときに赤ちゃんが針の方に動いたそうで、ひやりとしました。

 

 

結果は2〜3週間かかるとのことで、先生からは「もし陽性だった時にどうするか、結果が出るまでに家族でよく話し合ってください。」と言われました。もしあきらめるにしても、中絶できるのは22週未満なので、結果が出てから考えていたのでは時間がないからということでした。

 

ここから結果が出るまでは本当に長く感じました。もし・・・いや・・・でも・・・。そんな言葉が頭をぐるぐる回る中、お腹の子は元気に成長していきます。もしもの場合もあきらめるなんてできる?・・・いっそ受けない方が良かったのかもしれない、と半ば後悔すらしました。体力気力ともに、とても削られたのを覚えています。

 

 

2週間後、結果が出たとの連絡があり、翌日病院を訪ねました。結果は「陰性」。ダウン症をはじめとした染色体異常は認められませんでした。正直、ほっとしました。ダウン症でないということが判った以上に、「産まない」可能性を考えなくて良いんだ!と思ったのが強かったです。

 

 

 

 

 

高齢出産での後悔はある?【まとめ】

命の選択の可能性がある出生前診断は賛否両論ある、とてもデリケートな問題です。ただし、子どもを育てていくのは、意見をしてくる他人でも、医療関係者でもなく、子どもの家族です。出生前診断をするしないは、あくまで個々の家族が決めることだと思います。

 

ただし、出生前診断でわかるのは染色体異常や遺伝子異常だけで、その他の先天性の疾患はわからないということや、障害があっても様々な公的支援もある、ということも覚えておく必要があると思います。出生前診断を受ける受けないどちらにせよ、後悔のないよう、情報をしっかり知った上で判断したいですね。

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