出生前診断で【性別の判定】は可能?判定可能な検査はこれ!

私は出生前診断(羊水検査)を受けました

その時にふと、染色体を調べるのなら性別もわかるのではと思い、医師に聞いたことがあります

出生前診断でわかるのは、主に胎児の染色体異常が原因の疾患です

同時に、胎児の染色体やDNAを解析する検査であれば、性別の判定も可能となります

しかし現状では、原則として性別は告知しないという方針の医師も多い様です

理由としては、性別が原因で中絶をする可能性もあるからです

私が検査を受けた病院も告知しない方針でした

最終的には医師の判断になるのですが、「どの検査なら性別がわかる?」という疑問に答えていきます

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出生前診断で性別の判定は可能?出生前診断でわかることとは?

基本的には染色体異常による疾患のみがわかります

検査の種類にもよりますが、共通してわかるのは13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー(ダウン症)です

検査によっては、二分脊椎・その他の染色体の変化はわかりますが、それでも出生前診断でわかる先天性疾患は全体の1/4程度と言われています

つまり、その他の先天性の疾患はわからないため、「出生前診断で異常がない=障害がなにもない」ではありません

性別の判定が可能な出生前診断の種類

「どの検査なら性別はわかる?」という疑問に答えていきましょう

性別のわかる出生前診断は以下の3つです

羊水検査

母体のお腹から針を刺し、羊水を採取して染色体を検査

検査可能時期は15週以降

費用は10〜20万程度

流産の可能性が0.3%程度あります

絨毛検査

母体のお腹から針を刺して胎盤の一部(絨毛)を採取して染色体を検査

検査可能時期は11週〜15週

費用は10〜20万程度

流産の可能性が1%程度あります

NIPT(新型出生前診断)

母体の血液を採取してDNAを解析

検査可能時期は10〜22週頃

費用は20万程度

上記の3つの検査のうち、羊水検査と絨毛検査は「確定的診断」となり、陽性か陰性かの確定ができます

NIPTは「非確定的検査」で、疾患の可能性を評価する検査となります

そのため、NIPTで陽性(疾患の可能性あり)となった場合は確定的検査である羊水検査を行う必要があります

妊娠前に性別がわかる方法

通常は妊娠して週数が進むか、上記の出生前診断時のみ判定可能な性別ですが、妊娠前に性別判定が可能な場合があります

それは体外受精の着床前診断です

着床前診断とは、受精卵の段階で胎児の疾患や性別などを診断できる技術です

難しい説明は省きますが、受精卵が成長してできる胚の細胞を一部取り出して遺伝子の内容を調べた後、健康な胚を子宮に戻し成長させます

ただし、着床前診断をするためには要件が厳密に定められており、日本国内では男女産み分けのために診断をすることはできないとされています

出生前診断と中絶

出生前診断で子どもに障害があるとわかった場合、中絶を選択する場合もあると思います

日本では現在、中絶が認められているのは妊娠22週未満(21週6日まで)です

そのため、出生前診断を受けるには細かなスケジュールを設定することが大切です

一括りに「中絶」といっても妊娠12週未満と、12〜22週未満の「中期中絶」とでは大きな違いがあります

中期中絶では子宮口を開く処置をしたのち、薬の力で陣痛を起こして分娩させるという、出産と同じ流れになることが多いようです

中絶は手術としてはリスクが高くないのですが、出産と同じ流れをとりますので、手術時間も長くなり母体への負担がかかります

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出生前診断で性別の判定は可能?【まとめ】

どうしても男の子が欲しい


どうしても女の子が欲しい


そんな希望がある方にとって「出生前診断で性別がわかる?」というのは関心が高いのだと思います

しかし、現状では出生前診断の時に性別を教えてくれるかは医師や病院によって違います

障害だけでなく、性別によっても命の選別が行われる可能性があるからです

性別がどうしても知りたいのであれば、検査を受ける前に病院に教えてもらえるのかの確認してみることをおすすめします

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