日本では、結婚式をはじめ色々なイベントの日に六曜を気にする傾向にあります。
赤ちゃんの最初のイベントであるお宮参りでも、きっと気にする人も多いことでしょう。
なんとなく大安がいちばん良いというイメージがありますが、必ずしもパパママや親戚の予定が大安に合うとは限りませんよね。
ではそんな時に、どの六曜ならOKなのか、どの六曜は良くないのか、またそもそも六曜をどこまで気にする必要があるのか、解説していきたいと思います。
そもそも六曜とは何なの?
そもそも「六曜」とは何なのでしょうか。
原則的には、良い方から順に、
大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅 という並びです。
皆はどの六曜にお宮参りをしたのか?
これまでにお宮参りを行った人に、オンライン上でアンケートを実施しているサイトがありました。
本当はここでその数字を引用したいのですが禁じられているため、気になる人は「お宮参り 六曜 アンケート」で検索していただければたどりつけると思います。
なお、このアンケートでは六曜すべてについて聞いているわけではなく、大安にしたかどうかを1つの基準にしていますので、「どれくらいの人が仏滅にしたんだろう」ということはわかりません。
お宮参りは友引がベスト?ベストな六曜や、避けた方が良い六曜は?
ここは、六曜を信じて日を選ぶという前提で話をします。
縁起の良い日と時間帯を選ぶには、どの六曜を選べばよいのでしょうか?
*良いとされる六曜
ベストは、いわずもがな、「大安」です。大安はどの時間帯でも一日中良いとされています。
次に良いのが、「先勝」。この日は午前中が良いとされています。
その次が、「友引」。朝と夕方が良く、昼間は良くないそうです。
「友引」は「友」を「引く」と書くので、お祝い事にふさわしい日です。
*避けた方がよいとされる六曜
上にあげた3つ以外は避けられることがあるようですが、その中でも良いのは「先負」です。
この日は午後からは良いとされるので、午後から出かけるのが良いかもしれません。
そして、「仏滅」は1日を通して凶とされています。
結婚式場などであれば仏滅の日に少し安くなることもあるかもしれませんが、お宮参りで神社の祈祷料が安くなることなどはありません(笑)。
サービスではないですからね。
最後の「赤口」ですが、11~13時の間だけ吉とされるそうです。
少ない人数で短い時間帯に済ませるならば良いかもしれませんね。
お宮参り、どこまで六曜を気にするべきなのか?
では、いったいどこまで六曜を気にする必要があるのでしょうか。
そもそも六曜は中国で生まれたものであり、日本の神道とは関係がないとされています。
なので、本来は六曜を気にする必要はなく、赤ちゃんとママの体調、参加する親戚の予定、天候、と優先すべきことがあります。
とはいえ六曜を気にすることが日本人の生活の中にも浸透(ダジャレじゃないよ!)していて、カレンダーや手帳にも書いてあるくらいなので、気にするなと言われても難しいかもしれません。
占いと同じで、六曜が気になってしまう人は、良いと思う日を選んだ方がよいと思います。
というのも、気になる人は、何かあった時に六曜のせいにしてしまう可能性があるからです。
もし参加者の誰かが風邪をひいたり怪我をしたり、お財布をなくしたり、食事会でサービスが良くなかったり、といったことがあった時、「やっぱり仏滅だから・・・」と思うのであれば、最初から避けた方が無難だということです。
もちろん避けたから何もないというわけではありませんし、避けなかったから安心ということではありませんが、当日の心持ちに影響すると思う人は避けるのが良いと思います。
お宮参りは友引がベスト?【まとめ】
お宮参りをするのに、基本的には六曜は関係ありません。
他に優先すべきことを気にした方がよいでしょう。
ただし、もしそういったことが気になるという性格の方は、他のことをきちんと優先した上で気にするというのが良いと思います。
例えば参加者の予定も天候も問題なさそうな候補日が大安の日と仏滅の日ならば大安を選ぶとか、そういった選び方が望ましいと思います。
親戚の中にも六曜を気にする人がいても不思議ではありませんし、六曜は絶対ではなく、参加者が納得する日を選ぶ1つの基準、くらいに考えれば良いのではないでしょうか。