お七夜では、赤ちゃんへの名付けをする、命名式というものを行います。
この時に「命名書」というものに赤ちゃんの名前と生年月日を書くのですが、いったい命名書はどのように準備すればよいのでしょうか?
命名書専用の様式が必要なのか、色紙でもいいのか、考えてみましょう。
そして肝心の書き方と、誰が書くのかについても解説していきたいと思います。
そして最後に、命名書を無料で作るためのおすすめの方法をいくつかご紹介します。
お七夜に使う命名書って?色紙でもいい?
お七夜では赤ちゃんへの命名式を行い、その名前を親族に披露します。
この時、命名書というものに赤ちゃんの名前を書きます。
命名書は、正式には奉書紙(ほうしょがみ)という紙に書く、とされています。
奉書紙というのは和紙の一種で、白い色をした少し厚みのある紙です。
ただ、購入しようとすると、2、3枚などで買うことはできず、数十枚単位などで買うことになってしまいます。
最近では、命名書用に色紙が売られており、それを使うことが多いようです。
季節などのデザインがなされたものもあり、赤ちゃんの名前や雰囲気にあわせて選ぶこともできますし、インテリアとして額に入れて飾っておくこともできますので、おすすめです。
お七夜の命名書の書き方とは?
次に、命名書の書き方です。
正式な書き方と略式の書き方とがあり、両方ご紹介させていただきます。
ひとふでやから引用させていただきました。
*正式な書き方
「横長の奉書紙を横に二つ折りにし、さらに縦に三等分に折り目をつけ墨で書きます。
右の面に『命名』、真ん中の面の中央に子どもの名前、右肩に父親の名前と続柄、左に生年月日を書き、左の面にはお七夜の日付、両親の名前を書きます。
無地の奉書紙をもう1枚用意し書きあがった命名書を三つ折りにして包みます。
包み方は左右上下の順に折り、表が気に命名書と入れれば完成です。」
とのことです。
奉書紙を折るところから始まるので、なかなかに緊張しますね。
そして、読んでいる方はお気づきのことと思いますが、正式な書き方の場合、名前を書いた奉書紙を包むので、赤ちゃんの名前は表には見えません。
表に見えるのは「命名書」という文字になります。
なぜ包むのか、というところまではわかりませんが、包んだ命名書は三方に乗せて、神棚や床の間に飾るなどします。
*略式の書き方
「市販の命名書や半紙に書きます。
中央に命名、続柄、子どもの名前、左右に生年月日と両親の名前を書きます。」
とのことです。
この略式の方法が、色紙などを使った命名書ということになりますね。
略式の命名書の場合は、神棚や床の間に飾ってもよいのかもしれませんが、特にそのような決まりはなく、高いところに貼るのがよいとされています。
神棚や床の間に飾るかどうかは、みなさんの家の神様と相談してください。
神棚や床の間がないマンションの部屋なども多いでしょうから、赤ちゃんの近くの棚に置いたり、リビングに飾ったりしてもいいと思います。
お七夜で使う命名書は誰が書く?
では、命名書は誰が書くのでしょうか?
実は、決まっていないようなんです。
親族の中で字の上手な人が書くそうです。我が家には該当者がいません・・・(笑)。
名付け親がいる場合にはその人に書いてもらうのがよいとされています。
お七夜で使う命名書を無料で作るには?
命名書は、無料で作ることもできます。
それは、テンプレートをダウンロードすることです!
画像やワードなどでダウンロード可能ですので、加工したり文字入れをしたりして、オリジナルの命名書を作りましょう。
おすすめサイトはこちらです。
*赤ちゃん命名ガイド
ダウンロードページはこちら
名付けの際にお世話になったことのある人も多いサイトではないでしょうか。
こんなページまで準備されているなんて、素敵ですね。
デザインも豊富です。
jpeg形式でダウンロードできるそうですので、編集ソフトを使うか、ワードに貼り付ければ文字が入れられますね。
*株式会社ササガワ
ダウンロードページはこちら
紙製品を扱っている会社だそうです。
こちらのテンプレートの形式はワードです。
また、命名書用のかわいいイラスト画像が個別でダウンロードできるサービスもあります。
好きな画像を貼り付けると、本当にオリジナルになりますね!
*命名書.com
ダウンロードページはこちら
こちらもjpeg形式になっています。
また、テンプレートだけでなくフォントもダウンロードできるのがとても嬉しいサービスです!
本格的な命名書が作れちゃいますね!
*完全にオリジナルで作成する
自分で完全にオリジナルな命名書を作りたい、という人は、ワードやパワーポイント、イラストレーターなどを使って作ってみましょう。
デザインはソフトに備わっている機能である程度できますし、フリー素材のイラストはたくさんありますので、それらを利用することも可能です。
あるいは、自分でイラストも描きたいという人は、お子さんのためにぜひ描いてあげてください!
お七夜の命名書は色紙でもいい?【まとめ】
名前は、赤ちゃんへの最初で最大のプレゼント、なんて言ったりしますよね。
その名前を命名書にしたためる、とても背筋の伸びる思いです。
昔ながらの風習に従う(べき家庭だ)という人は奉書紙に、モダンにしたい人はデザイン色紙に書くといいですね。
赤ちゃんが生まれてしばらくの間は、名前は役所に提出する書類や小児科に出す予診票など、事務的なものにささっと書くことがとても多く、記念になるものに名前を残す機会はそうそうないな、と感じています。
どんな形であっても、パパママや親族が書いたり作ったりした命名書が残ることは、赤ちゃんにとって幸せなことに違いありません。