不登校は【元気なのに】なぜなるの?不登校の現状とその原因

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最初は些細な体調不良を訴えて休ませていたけど、何日か経って治っている学校に行かない。もしかして不登校?もうすっかり元気なのになぜ?自分の育て方が悪かったせい?

 

 

子どもが学校に行かないとこんな風に思うお母さんは多いです。学校に行かない日が長く続くと、自分の子どもだけが周りからおいて行かれているように感じてしまいます。

 

この記事では、統計から不登校になっている子どもの現状を見ていきます。そして元気なのになぜ行かないのか、その原因について書いていきます。

 

 

 

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不登校の子どもの数は年々増えている

文部科学省が発表している統計の、平成30年度の不登校者数です。

小学校44,841人
中学校119,687
全体で164,528人となっています。
ちなみに平成29年度では小学校が35,032人、中学校108,999人、全体で144,031人です。
(出展:「平成 30 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」 令和元年10 月17 日発表 文部科学省初等中等教育局児童生徒課)

なんと1年間で約20,000人弱の子どもが不登校になっています。

統計割合でいうと小・中学生合わせて全体の1.7パーセントなので、少なく見えるかもしれません。もう少し身近な感覚で言うと、40人クラスの学校だと2~3クラスに1~2人。

 

実際に子育てをしているお母さんから見ると、自分たちはすごく少数派の中の1人になってしまったと思ってしまうのも無理はありません。それでも、少子化といわれている今の日本で、1年間で約20,000人も増えていて、今後さらに増えていくとも言われています。

 

今不登校じゃない子どもでも、そうなりうるリスクは十分にあるんですね。決して今不登校になっている子どもが特別変わっているとかではないんです。

 

 

 

 

不登校、元気なのになぜ学校に行かないの?その原因は?

不登校になる原因についても同じ文部科学省の調査結果のなかに統計データがありますので、簡単に解説していきます。

いじめ

不登校になる原因の中でもっともわかりやすい理由の1つがいじめ。

最近はSNSが普及していることもあり、対象になっている子以外だけが見れるアカウントなどを作ってそこに悪口などを書き込むといった方法が多いです。

昔のいじめと違い、より大人の目が届きにくいところで行われるため、子どもが不登校というSOSを出して初めて大人が気づく傾向が増えています。

学業の不振

中学校になると教科が増えるだけなく、内容も複雑化していきます。小学校のときはそこそこ成績がよかったのに、中学校になってから思うような点数が取れなくなったりしたことや、中学校になると自分の順位もわかってしまいます。

つい相手と比べてしまうことが多い傾向にある子どもが、自分の順位を知ったことで自尊心を傷つけられてしまって不登校になるケースもあります。

小学校のときからもともと勉強が苦手だった子がますますついていけなってしまい、行っても楽しいことがないと思ってしまっていかなくなる子どももいます。

いじめを除く人間関係

意外かもしれませんが、実は統計の中でもっとも高い数字なのがこの「いじめを除く人間関係」なんです。友達関係と教師との関係を合わせると中学生だけで32.6%もあるんです。

いじめは0.6%、学業不振は24.0%なので明らかに多いですよね。しかし、これはいじめや学業不振よりも大人側からはすごくわかりにくいのも事実。

なのでつい「元気なのに学校行かないのはおかしい」、「怠けているだけだ」とか、「嫌なことから逃げているだけだ」とか、周りからも見られがちです。そうなるとますます学校に行きにくくなってしまい、不登校の原因になるんです。

 

 

 

それぞれの原因への対策は?

いじめの場合は学校や教育委員会へ相談。スクールカウンセリングもGood!

まずは通っている学校に相談しましょう。今の学校は昔のように、いじめっ子を指導して終わりというところは少なくなっています。

しかし、いじめ対応は担任の先生や学校によっても様々なので、どうしても学校の対応に納得いかない場合は教育委員会や、あまりにひどい場合は弁護士に相談するという方もいらっしゃいました。

ただ、弁護士を立てるとなると相当問題が大きくなるケースもあり、子ども自身が嫌がることも考えられます。また、子どものメンタルケアとしてカウンセリングなどもおすすめです。

主に中学校下に1人はスクールカウンセラーを配置している自治体がほとんどです。利用には担任の先生に相談してから予約を取りましょう。

親が子どもを誰かと比べない。場合によっては知能検査も検討を。

特に学業不振で子どもが自分で誰かと比較する場合の大半は、お父さんやお母さんが何かにつけて「○○くんは…」とか、「△△ちゃんは…」とつい言ってしまっていることが多いです。兄弟姉妹の場合はもっと多いです。

しかし、兄弟姉妹であっても別々の個性をもって生まれてきています。なんでも比較せず、その子ども自身のいいところや頑張っているところを見てあげましょう。自尊心が回復すれば自然と学校に行ける子も多いです。

また、小学校の時から勉強が難しいと感じている子については、知的障がいの疑いもあります。もって生まれた個性なので、周りの子よりも努力させれば追いつくというものではありません。

まずは親が子どもの特性を理解して受け止め、子どもの支援を広げるために知能検査を受けることも検討してみましょう。

 

怠けている訳じゃないんだと受け止め、子どものサポートを。フリースクールに通うのも1つの手段。

いじめを除く人間関係については一番理解しにくいところですが、まずは子どもなりに一生懸命に周りの子へ気を使ってきたんだということを認めてあげましょう。

子どもは「なんか疲れた」「なんとなく行きたくない」としか言わず、つい怠けているようにしか見えないことを言います。それは子ども自身が周りに気を使っているという自覚がなく、知らない間に大きなストレスを抱えているからなんです。

 

とくに中学校では、高校受験のための内申点のことを考えないといけなくなり、教科ごとに先生が変わるので、その先生ごとに気を使わないといけなくなってしまいます。

またSNSの普及により違うクラスの子にも情報がすぐに回ったりすることが多く、「もし変な噂を流されたらどうしよう」という不安が常に付きまとっています。

 

なので子どもなりしんどさがあるんだと理解し、どうしても今通っている学校に行くことが子どもの負担になっているのであればフリースクールなど、子どもにあった学習の場に行き、そこから対人緊張をほぐしていくのもおすすめです。

筆者が相談を受けた子どもの中でも、フリースクールの利用・体験などに行き、そこから元の学校に復帰したというのもよく聞きます。

 

 

 

 

不登校は元気なのになぜなるの?【まとめ】

子どもが不登校になる原因は様々です。

元気なのに学校に行かないのはおかしいなどとは思わず、まずはお母さんが「こういう時間も必要なんだ」という長い目で見てあげましょう。大人になってから急に引きこもりになる人もいるのが今の日本です。

“子どものうちにSOSをちゃんと出してくれた”と、子どもが自立するまでの長い目で見て受け止めてあげましょう。

 

そして何より、お母さんが1人で悩まないで学校や相談機関などに相談し、いろんな角度から子どもの個性を理解していくことが何よりも大切です。

 

また、人に話すことでお母さん自身の心のもやもやが整理されていきます。

決してお母さんが悪かったわけではありません。たとえいじめに気付かなかったり、他の子と比べてしまったり、時には子どもの個性を理解できずに攻めてしまったことがあったとしても、それがすべて悪いわけではありません。その時はお母さんなりに一生懸命やってきたことを認めましょう。

お母さん自身も自分を責めず、いろんな人の協力や使える資源を活用し子どもと一緒に一歩ずつ前を向いて歩いていきましょう。

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