熱中症の状態で水風呂は危険なの?その際の時間や温度はあるの?
もし自分が熱中症になってしまったり周りに熱中症患者が居た場合など様々な場面で出くわしてしまった時どうしたら良いか実際分かりませんし慌ててしまいますよね。
それはみなさんが熱中症のリスクを甘く考えていることも原因とされています。
実は熱中症に水風呂が効果的だったんですが、身体の熱が高い時に、急に水風呂に入っても大丈夫なのでしょうか?
今回は熱中症の際に水風呂に入る際の危険性や、注意点について調べてみました!
熱中症の状態で水風呂はいけない?
熱中症は重症度においてその時の対処が異なります。
そこで1番オススメされている対処法が水風呂なんです。
熱中症は下手すると合併症や後遺症などが起きやすくなるためいかに体温早く下げられるかでまずは冷却が必要なんだとか。
体温が高いままだと救急搬送を依頼している間にどんどん病状は悪化していくため冷却を遅らせることはあってはならないとしています。
その上で最も有効的な事が「患者を氷の水風呂に浸す」という治療法です。
専門家によると水温が15℃以下の水風呂に入れると3〜5分ごとに1℃下がって行くのだそう。
そうなっても患者さんを10~15分浸す必要があるのです。
アメリカでもこの方法を推奨しています。
日本人の場合は熱中症患者を氷水のお風呂に浸すなんて考えられないしその環境があったとしても受け入れ難いですが今後熱中症患者を軽減する為にもこういう治療法も視野に入れて論的証拠を示さなければ意味がありません。
熱中症の状態で水風呂の危険性について
水風呂は温度が20℃前後のお風呂の事を言います。
水道水をひねって出てくる水道水そのままの温度とほとんど一緒なので準備をするのはとても簡単です。
普段は40℃前後温度で入られる方は多いですよね。だいたいの方がこのくらいの温度なんです。
この温度で体にちょうど良いとなるんです。
ですが、この水風呂は危険も伴うことがあるのです。
水風呂に入るにあたって注意点というか危険なことをお教えすると最初に注目するのは入水時間です。
夏場に入ると気持ち良いのでついつい長風呂しがちですが長時間は危険です。
熱中症になっている状態で入ると心臓に負担が増え体が必要以上に冷えてしまい体調不良に繋がる可能性があります。
入水目安は10分前後にしておきましょう。
熱中症の状態で水風呂で最適の時間や温度は?
先ほどから熱中症になった状態の水風呂についてお話していますがさて正しい温度や時間はどうなっているのか凄く気になっていませんか?
熱中症は熱射病とも呼ばれていて一秒より早く39℃以下にすると良いとされています。
シャワーは20℃の水を15分間浴びてください。
すると38.5℃以上に温度が上がりました。
シャワーを20℃に設定した理由なんですが「多くのシャワーや水道水から出る温度は20℃」となっているからなんです。
シャワーの水から出る温度は平均で28℃という結果が出ています。
なので、実際冷たい水は20℃くらいであるためより現実的な状況を作り出す為に20℃の水を使う必要があるんです。
そして15分間で20℃は温度が下がるスピードが1分で0.07℃というのが分かっています。
この結果を元に熱中症になった人の体が42℃ということになり39℃以下の温度まで下げるのに約43分もかかってしまいます。
これだけ温度が高い状態でいると機能障害が起こる場合があるのでどれだけ素早く温度を下げられるかがポイントとなっています。
熱中症の状態で水風呂は危険なの?【まとめ】
いかがでしたか?
熱中症によって水風呂が危険という事が分かり、なんだか怖くなりましたね。
ちょっとくらい大丈夫と思うのはいけないことだと改めて分かりました。
さらに温度や時間なども決まっているなど新たに知らないことも出て来たので改めて熱中症になった状態で水風呂に入ると危険が伴う事を広く知れたのが私の中ですごくためになりました。