2歳児が爪を噛む原因はなぜ?やめさせるのがいいのか対策方法を解説!

2歳児になっても毎日の成長が喜ばしいですよね。

子どもを観察していると「最近、爪を噛むようになった?」と気づくことも。

爪を噛む原因をネットや育児書などで調べた方もいらっしゃいますよね。

調べてみると、原因に「愛情不足」や「ストレス」の文字を見つけて落ち込んだ方もいらっしゃるはずです。

結論として「爪噛みは子どもの発達の過程でよく見られる癖」です。

一時的なものが多いので、気にしすぎる必要はありません。

「爪を噛む対策をしなければ!」と考えている保護者の方も一度、落ち着いてください。

「やめさせたい」一心で注意をしすぎると、余計にひどくなる場合もあります。

“2歳児はなぜ爪を噛むのか”を一緒に考えてみましょう。

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2歳児が爪を噛むのはよくある癖の一つ

爪を噛む行為はよくある子どもの癖の一つにあげられます。

では、その発生頻度はどうなっているのでしょう?

1歳半0.2%、2歳児1.4%、3歳児3.7%、5歳児4.3%、小学4~6年生44.2%というデータがありました(こそだてまっぷ)。

このデータから年齢が高くなるほど、起こりやすいことが分かります。

爪噛み癖について4~80歳の男女に調査を行った結果も公開されています。

これは株式会社イロドリと武庫川女子大学の共同調査です。

爪を噛むことを経験したことがあると答えた人は、調査を受けた人の中の3割ほどです。

爪を噛む行為が始まった時期については、約4割が小学校入学前、そして爪を噛む行為が終わった時期については4割が小学校在学中と答えています。

回答者の中には、成人後も続いていると答えた方もいらっしゃいます。

多くの人が小学校もしくは中学校の在学中に治っていると答えているので、子どもが成長していく中で一時的にみられるものといえるでしょう。

“なぜ爪を噛むのか”を考える

2歳児が爪を噛むようになったのはなぜか?について考えると、その原因や対策について考えることができます。

いつから爪を噛む様子が気になるようになりましたか?

気になるようになった時期より前に、2歳児の子どもに何がありましたか?

ご家族で思い当たることがないか、一度話してみてください。

思い当たることがあれば、その原因となっているものを取り除けるか考えてみましょう。

ただ、2歳児の爪を噛む行為は保護者の責任ではありません。

先程も言いましたが、発達の過程でよくみられることなのです。

どうかご自身のことを責めないでくださいね。

子どもとの時間が少ないかも…?

2歳児になったので、仕事に復帰しようと考える方や赤ちゃんの頃と比べると手がかからなくなり始めたので残業が増える方もいるでしょう。

仕事が終わり、2歳児の子どもを保育園に迎えに行って帰宅した後は食事を作る…

時間との勝負でばたばたしがちですよね。

2歳児の子どもは親の事情はお構いなし!

親との時間を楽しみたい!という一心で、アピールしてきませんか?

我が家も2歳児の子どものアピール攻撃を受けながら家事をしています。

これをやらせてほしいという時に必ずやってきます。

この子は超能力でもあるのか?と疑いたくなるくらい完璧なタイミングに泣かされます。

育児と家事と仕事と3つもこなさなければいけない保護者の皆さま、いつもお疲れ様です。

もしも、子どもとの時間が少ないかもしれないと考えた方は、短い時間(5分でも10分でも)でいいので、子どもと向き合うだけの時間を作ってみてください。

例えば、帰宅後の5分間。

その間は家事もテレビもお休みして、2歳児の子どものかわいいおしゃべりに付き合ってみる。

もしくは、一緒にお絵かきをするのもいいかもしれません。

一日のどこの時間帯でもいいので、親子水入らずの時間を作ってみてはいかがでしょうか。

きょうだいが増えたから?

2歳児は育児に慣れて落ち着いてきた頃ともいえます。

きょうだいを…と考える保護者の方もいらっしゃるでしょう。

仲良く遊んでほしいと思っている保護者とは対照に、子どもは新たなライバルの出現にピリピリなんてことも。

今までは自分一人だけに向けられていた愛情が奪われたと錯覚しているかもしれません。

きょうだいが増えた頃から、爪を噛む様子が気になり出したのであれば、上の子が親の愛情を独占できるようにしてみるのはどうでしょうか?

例えば、下の子はお父さんに任せてお母さんと2人で近所の公園や動物園にお出かけしてみる。

もしも、祖父母の協力が得られるのであれば、両親と上の子とのお出かけもいいかもしれません。

赤ちゃんの頃より手がかからなくなったとはいえ、2歳児はまだまだ親の愛情を独占したいと考えても不思議ではありません。

ストレス解消・暇つぶしかも…?

もしかしたら、一時的なストレスを解消に爪を噛むのかもしれません。

2歳児は、おしゃべりができるようになってくる時期とはいえ、まだまだ自分の気持ちを言葉にできるわけではありません。

もしかしたら、お友達やきょうだいにおもちゃをとられた不満を抑えるために、爪を噛むと落ち着けることに気づいたかもしれません。

あるいは、何もすることがないので指しゃぶりをしていた頃を思い出して、爪を噛むようになったのかもしれません。

そんな時は別のことに興味を向けてみるのもいいかもしれませんね。

私の子どもが最近気に入っているのは、お絵かきと料理を作っている様子をみることです。

時々、子どもに食器を運んでもらうこともあります。

お仕事を任されたことが嬉しいのか、はりきって運んでくれます。

子どもでもできる小さなお仕事を任せたり、別のおもちゃで遊ばせてみるのもひとつかもしれませんよ。

爪を噛むのをやめさせる対策はあるの?

爪を噛むのをやめさせる対策はあります。

ただ、子ども自身がやめたいと考えている場合に行うことを専門家は勧めています。

一つ目は、爪に苦いマニキュアを塗ることです。

これは爪を噛むのをやめさせる対策としてよく聞く方法だと思います。

一つ目の見出しで爪を噛む癖についての調査結果をご紹介しました。

この調査を行った株式会社イロドリから「かむピタ」という爪噛みや指しゃぶりの癖を矯正するための商品が販売されています。

気になる方は調べてみてください。

もう一つは、爪を噛みたくなった時に別の動作をすることです。

例えば、爪を噛みたくなったら手をグーにする、もしくは手を叩いてみるといった行動に置き換えるのです。

先程も述べましたが、これらの方法は子ども自身が爪を噛む行為をやめたいと思っている時に試してください。

親心から矯正した場合、爪を噛む行為から別の行為に移る可能性があります。

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2歳児が爪を噛む理由と対策【まとめ】

今回は2歳児の爪を噛む原因とやめさせる対策について、まとめてみました。

爪を噛むことは子どもの発達過程ではよくみられます。

一時的なものがほとんどなので、静かに見守ってみてください。

一時的なものではありますが、原因がある場合も。

もし原因が分かった時はその原因に合わせた対策をしてみてください。

保護者がやめさせるために頑張っていると、ひどくなることや別の行動になって出てくることがあります。

見守ることはとても難しいことですが、自然となくなっていくことを覚えておいてください。

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