おむつが外れる時期の平均は?早いと遅いの基準はある?

育児の数ある関門のなかで、難易度が高い部類にあるのが「トイレデビュー」です。

おむつが外れる時期は、体の成長やお子さんのトイレへの関心等、様々な要素の影響を受けますので、今すぐトイレデビュー!というのは、なかなか難しいのが実態です。

また、先ほど挙げた要素を始め、おむつが外れる時期に影響を与える要素は、目で見て確認できるものもそうでないものもあります。

今回は、おむつが外れる時期に関して、基本的な知識から、おむつを外すのに有効な方法をお伝えしていきます。

スポンサードサーチ

おむつが外れる時期の平均はおおよそ3歳ぐらい

研究によると、おむつが外れる時期の平均はおおよそ3歳ぐらいとされています。

この時期になると、ちょうど保育園等への入園を考え始める時期ではないでしょうか。

実をいうと、平均よりも遅くてもあまり気にする必要はありません。

というのは、おむつが外れる時期というのは、トイレが使えればいいという単純なものではなく、体の成長やトイレへの気持ちなど、様々な要素が関係してくるためです。

特に体の成長に関しては、お子さん一人ひとりによって、違いますので、こればかりは誰にもどうすることはできません。

ただ、あまりにも遅いという場合は、小児科のお医者さんや育児の相談に応じている機関等に相談する必要があります。

では、次におむつが外れる時期を左右する要素を見ていきましょう。

おむつが外れる時期を左右する要素とは?

*膀胱や神経が成長していないとオムツは外れない

実は、おしっこを溜めておく臓器である膀胱(ぼうこう)は、ある程度成長するまでは、あまりおしっこを溜める力がありません。

また、おしっこが溜まったという情報を膀胱が神経を通して脳に伝えることができるようになるのも、産まれつき身についているものではありません。

ほかに、尿意を自分で感じられるようになっているかなど、様々な要素があります。

*トイレに行くメリットがない?トイレへの認識

産まれてきたときから、おむつに排泄してきたため、トイレに行き、排泄するメリットを実感していません。

また、トイレを部屋として見てみると、普段過ごしている部屋よりも狭かったり、臭いも独特だったりして、雰囲気が違うため、そのようなことがお子さんをトイレから遠ざけている可能性もあります。

なので、実はトイレという部屋への慣れも大切です。

おむつを外すのに必要な「トイレトレーニング」。開始時期は?

トイレトレーニング、トイトレと略されることもありますが、これはトイレで排泄することができるようにするトレーニングのことをいいます。

トイレトレーニングにかかる期間はおおよそ半年程度とされています。

また、おむつが外れる時期の平均はおおよそ3歳ぐらいと書きましたが、ここから逆算すると、2歳半ぐらいからトイレトレーニングを始めればいい計算になります。

ただ、数字だけの話ですので、実態に即した話をしますと、①お子さんがトイレまで歩いていけるようになっているか、②言葉でコミュニケーションできる、③おしっこの頻度が2時間に1度程度、というのが目安とされています。

また、1990年代の調査におけるおむつが外れる時期は2歳半程度であったそうです。

最近はゆっくりになってきています。

つまり、やろうと思えば2歳半でおむつを外すことは可能であるためです。

これは何故かといいますと、先ほどご紹介した膀胱の発達は、おおよそ1歳6ヶ月程度で完了することが多いとされているからです。

ただ、トイレトレーニングはお子さんにとっては、とても大きな挑戦です。

正しい方法でトレーニングをしないと、上手く行かないだけでなく、お子さんにストレスを与えてしまう場合があります。

では、どのようなトレーニングが正しいトイレトレーニングと言えるのでしょうか?

トイレトレーニングは「気長に」に「自然誘導」で

いきなりトイレに座らせて、おしっこが出るまで見張るといった方法は、実は間違っています。

まずは、徐々にお子さんにトイレへの関心を持ってもらうことが大切です。

例えば、トイレに関する絵本やビデオを見せてあげるという方法がよく言われています。

トイレはどんなところなのかを、わかりやすくお子さんに伝えてくれるばかりでなく、登場するキャラクターがトイレについて、楽しいイメージを伝えてくれます。

これは、通信型の教材を購読されている場合、トイレトレーニングの時期がやってくると、だんだんとそういった内容の教材が増えてきます。

そのほか、トイレに好きなキャラクターのポスターを貼るなど、トイレを楽しい空間にするといったことも大切です。

方法は様々ですが、要するにお子さんにトイレについてプラスのイメージを持ってもらうことが大切です。

また、尿意や便意とトイレを関連づけるということも大切です。

お子さんにとっては、尿意や便意というのは、初めての間隔で、どのように言葉にしていいのかわかりません。

ただ、尿意を感じてモジモジするなど、普段とは違う動きをするようになりますので、ママやパパがそれを見逃さずに「トイレに行ってみる?」と声をかけてあげると良いでしょう。

そして、失敗しても、成功しても、トイレに行けただけで褒めてあげることが大切です。

トイレに行けたら、カレンダーにかわいいシールを一緒に貼ってあげるといったことをするといいかもしれませんね。

ただ、トイレトレーニングの回数というのは、多ければいいというものではなく、膀胱がおしっこを溜めることができるように、膀胱を鍛える必要もあります。

更に、私達は特に意識していない排泄行為の際の力の使い方ですが、研究によると、かなり複雑な動きを同時並行で行っているとのことです。

なので、お子さんにとっては、うまく筋肉を使う練習も必要ですので、ゆっくりゆっくり気長にトイレトレーニングに付き合う必要があります。

ただ、ある程度時間が経っても、出ないならば、その時は無理に続けるのではなく、お子さんが嫌がりはじめたぐらいで中止しましょう。

スポンサードサーチ

おむつが外れる時期は?【まとめ】

おむつが外れる時期を左右する要素は、体の成長やトイレへの認識があること。トイレトレーニングは気長に行うことが必要であることが分かりましたね。

排泄行為というのは、一度身につければ一生の付き合いになるのですが、それを身につけるのはお子さんにとっても、ママ、パパにとっても、至難の業です。

しかし、一番頑張っているのはお子さんですので、ママ、パパはどんな事情があっても、気長に見守ってあげてください。

一緒にトイレトレーニングを楽しみ、小さな進歩があれば、一緒に喜ぶぐらいが適切だと思われます。

また、進歩がなくても、トレーニングをしてくれただけでも褒めてあげるといいでしょう。

親子二人三脚でゆっくりゆっくりおむつはずれへの道をトイレトレーニングを通して、目指していきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA