おむつの捨て方は燃えるゴミと同じ?家や外出先での分別マナーについて
赤ちゃんのお世話をしていると、每日のようにおむつを交換する必要があります。
そして、その枚数は非常におおく、あっという間にゴミ袋やゴミ箱が満杯に…といったことが毎週燃えるゴミの日まで続いていると思います。
スペースを圧迫するのもそうですが、臭いの問題もあります。
また、外出先でも、おむつを交換する必要があります。
おむつは基本的に、持ち帰るようにされている場所が多いのですが、これも臭いが気になるところです。
今回は、そんなおむつの捨て方から、臭いの対策までをご紹介していきたいと思います。
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赤ちゃんは1日に何枚おむつを使う?
赤ちゃんの月齢や年齢によって異なりますが、0歳〜1歳6ヶ月の平均で約10枚程度とのことです。
そして、使用済みのおむつは分厚くなり、重たくもなりますので、かなりのスペースを圧迫することになります。
こうなると、週に数回しか無い燃えるゴミの日に持っていくのが大変です。
おむつの捨て方は燃えるゴミでOK?
使用済みおむつは、基本的には燃えるゴミに出して、問題ありません。
ただし、前述のとおり、赤ちゃんは1日にたくさんのおむつを消費するため、燃えるゴミのゴミ袋がたくさん必要になります。
また、使用済みのおむつは大きく、重くなるため、ゴミ捨て場への搬入も大変です。
自治体のゴミの日を忘れないようにしつつ、なるべく人の少ない時間帯に搬出するようにすることで、量が多くても、周りを気にせずに余裕を持つことができます。
ただし、一定のマナーがあり、例えば、他のゴミでも同じですが、動物に荒らされて袋が破れ、おむつが散乱しないように、前日の夜ではなく、朝に出すことや、重たすぎる場合は、破れないように袋を二重にしておくことなどです。
一般的には、使用済みおむつは燃えるゴミに出していいとされていますが、実は自治体によって細かくルールが設定されていますので、もし分からなければ、市役所に聞いてみましょう。
ここで、注意しないといけないのが、おしっこのときとうんちのときの違いです。
おしっこのときは、そのままゴミ箱にいれても、問題はないのですが、うんちの場合は違います。
うんちの場合は、トイレに流してから、おむつを包むようにしましょう。
うんちをそのままにしておくと、おむつの中であるとはいえ、腐敗や発酵が進んでしまい、匂いの原因となります。
ただし、下痢をしてしまったときは、どうしようもないので、取れる限りを取って、包むようにしましょう。
家のなかでの臭い対策について
使用済みおむつはおしっこであっても、たくさん集まって、時間が経つと、なんとも言えない独特の臭いを発するようになります。
なので、どうしても臭いの対策が必要です。
1つ目の対策は、新聞紙やビニール袋を使うことです。
新聞紙やビニール袋で使用済みおむつを包み込むと、臭いが広がるのを防ぐことができるため、有効な対策であると言えます。
2つ目の対策は、蓋付きのゴミ箱を使うことです。
蓋付きのゴミ箱は、赤ちゃんがいないご家庭にもあるかもしれません。
そこで、あまり効果を実感できなかった方もいらっしゃるかもしれませんが、使用済みおむつ用のゴミ箱は一味違います。
蓋を閉めるだけの手軽さでありながら、内部を徹底的に密閉する構造になっており、一切臭いを感じたことはありません。
どの商品にしようか迷うかもしれませんが、基本的に聞いたことのあるメーカーが製造しているものや、レビュー数が多く、評価の高いものを購入すれば、問題ないと思われます。
子育てしている人たちのレビューは正直です。
ただし、日本語があやしい文章がたくさん載っている場合や、★5しかないものは、注意したほうがいい場合もあります。
おむつ用のゴミ箱の選ぶポイントとしては、①容量、②素材、③脱臭剤との連携です。
①の容量ですが、先程もお知らせしたように、おむつの1日あたりの消費量は赤ちゃんの年齢や月齢によって、変化します。
月齢が浅いほうが、消費するおむつの枚数が多く、成長するに従って、減っていきます。
なので、大は小を兼ねる。多少スペースは取りますが、最初から大きなサイズのゴミ箱を選んでおくのをおすすめします。
複数個に分けることもできますが、思ったより子育ては大変なので、ゴミ箱を複数にすると、かえって負担が増えるためです。
②の素材ですが、主にプラスチック製と金属製があります。
プラスチック製は、軽くて、丸洗いしやすい一方、耐久性の点で劣っていたり、ニオイ移りがしやすかったりします。
ただ、よほど詰め込まなければ、壊れることもありませんし、ニオイ移りについても、丸洗いの上、天日干しにすると、かなり改善されます。
また、金属製ですが、丈夫でニオイ移りしにくい反面、重たいという欠点があります。
ただし、金属製の場合は、臭いを抑える特殊なコーティングが施されている場合があるため、こちらも選ぶポイントとしては、重要だと思います。
最後に③の脱臭剤との連携ですが、商品によっては、蓋の裏側に脱臭シートを貼り付けられるものがあります。
これが意外と効果がありますので、ぜひ活用していただきたいと思います。
ただ、経験上の話ですが、脱臭剤がつかなくても、ゴミ箱にいれているゴミ袋の下に、脱臭剤を入れておけば、似たようなことができるため、お気に入りのデザインや素材のもので、脱臭剤がつかないからと悩む必要はあまりないのかもしれません。
外出先での臭い対策について
外出先でも赤ちゃんはおむつを消費します。
短時間とはいえ、じわじわと臭いを発するようになりますし、漏れないかも心配です。
また、使用済みおむつを捨てられる場所もあまりありませんので、基本的に持ち帰らないといけません。
つまり、赤ちゃんと一緒にお出かけする以上、使用済みおむつ難民になる可能性があります。
少しでも、そのリスクを抑えるために、次のことを取り入れてみましょう。
*新聞紙とビニール袋のコンビネーション
先程も触れましたが、新聞紙とビニール袋で同時に包むことによって、臭いと漏れを防止することができます。
ご家庭であるもので、対策できる方法ではありますが、新聞を購読しておられないご家庭の場合は、この方法は使えません。
*専用の袋を使用する
使用済みおむつを入れる専用の袋が販売されています。
おおよそ1枚あたり10円程度で購入できるので、これを高いと見るか安いと見るかは、微妙なラインですが、成長して、おむつの消費量が少なくなってから、活用するのもいいと思います。
また、持ってくるのを忘れないように、車のなかに常備しておくのをおすすめします。
*専用ポーチを使う
使用済みおむつを入れておくための専用ポーチも販売されています。
こちらは、何回でも使えますが、臭いがついてしまう可能性があることと、容量に限度があるというデメリットがあります。
臭いに関しては、天日干しすればとれると思われますが、容量については、専用ポーチと前述の専用の袋の二刀流で挑むのが安心だと思われます。
おむつの捨て方は燃えるゴミ?【まとめ】
いかがでしたでしょうか。使用済みおむつというのは、捨て方から臭い対策まで、様々な工夫や必要で、奥が深い分野です。
赤ちゃんがいる限り、おむつとの関係性は切れないものとなりますので、どうしても回避できないものです。
日々の快適な生活が快適な育児を支えます。
少し大変で苦労もあるかもしれませんが、御自分の育児スタイルや性格にあったものが必ずあります。
その際は、ぜひこの記事をご参考になさってください。