妊娠中に焼き魚は食べてもいいの?妊娠中おすすめの魚を紹介します!

妊娠するとつわりがあったり、味覚が変わって食べられるものが変わったり自分の身体や心の変化についていくことに必死ですよね。

妊娠したことによって食べてはならない食べ物、食べてもいいけど摂取量には気を付けなきゃいけないものなど、注意しなければならないことが出てきます。

お腹の中の赤ちゃんを育てていかなければならないため、なるべく栄養のあるものを摂取したいですよね。

お寿司やお刺身が食べたいけれど生ものは妊娠中あまり摂取すべきではないと言われています。

それなら妊娠中に焼き魚は食べてもいいの?と疑問が湧いてきます。

今回は妊娠中に食べても良い魚、焼き魚は食べてもいいのか、おすすめの魚について紹介します。

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妊娠中に焼き魚は食べてもいいの?

魚に潜むアニサキスは60度以上で1分以上過熱することによって死滅します。

そのため妊婦が焼き魚を食べることは問題ありません。

魚にはタンパク質、脂肪酸(DHA、EPA)、カルシウム、鉄、ビタミンDなどの栄養素が含まれています。

特に脂肪酸が豊富に含まれている魚は妊娠中、積極的に摂取した方がいいです。

DHA、EPAという脂肪酸は、胎児の脳を作り神経細胞の健康や維持をサポートします。

またEPAは血液をさらさらにする働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞などの予防効果が期待できます。

DHAにはアレルギーの抑制、血中脂肪やコレステロールの減少などに良い効果があり早産の予防にも期待できます。

妊娠すると血糖値が高くなりやすくなってしまうため、脂肪酸の摂取は妊娠糖尿病の予防にもなります。

出産後も授乳などにより母体から脂肪酸が届けられるため引き続き積極的に魚を摂取することがおすすめです。

むしろ母体にも胎児にも健康に良い栄養素が含まれているため、積極的に焼き魚を食べるべきです。

妊婦が食べるべき魚

積極的に取ることがおすすめの魚はアジ、サンマ、イワシ、サバ、カツオ、ブリなどの青魚、鮭やホッケです。

これらの魚には脂肪酸が豊富に含まれています。

しかし焼き魚を摂取しすぎは注意が必要です。

焼き魚は塩や醤油で味付けをして食べますが、濃い味付けにすると塩分が多くなってしまいます。

食べ過ぎによる塩分の過剰摂取は、むくみや妊娠高血圧症候群などのリスクが高まってしまいます。

また脂肪酸は良質な油ですがカロリーは高いため、食べ過ぎにより体重増加にも繋がります。

適切な量の魚を摂取し、母子ともに健康な状態を維持したいですね。

生魚にはリスクがある

妊娠中にお刺身を食べることは禁止ではありませんが、ホルモンバランスの乱れや免疫力の低下から通常よりも抵抗力が低くなっているため食中毒などには気を付けなければなりません。

生魚を食べることによって食中毒のリスクやアニサキスによる激しい腹痛、水銀の蓄積などが起こってしまう可能性があるため妊娠中は控えたほうが安心です。

魚介類には腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、ノロウイルスなどの食中毒菌やウイルスが付着している可能性があります。

*食中毒症状とアニサキスについて

魚介類(サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケなどの魚、イカの内臓)にはアニサキスという寄生虫が潜んでいることがあり、アニサキスは寄生している魚介類が死亡すると内臓やお刺身に使われる筋肉部分に移動します。

そのため生魚を食べることで寄生虫を一緒に摂取してしまうことになるのです。

寄生虫を摂取してしまうことで激しい腹痛や嘔吐、蕁麻疹、頻回な下痢などの食中毒症状が起こり、子宮収縮が引き起こされてしまう可能性があります。

妊娠中は薬などの治療を受けることができないため食中毒には気を付けたいですね。

*メチル水銀について

メチル水銀は胎盤をすり抜けることができ、胎児の脳に到達してしまい中枢神経系の発達への影響が懸念されます。

胎児が神経障害や発達障害を引き起こす可能性があるため、メチル水銀が含まれる魚の摂取は妊娠中おすすめしていません。

水銀が多く含まれる魚はマグロやキンメダイ、深海魚類、クジラ類(イルカなど)です。

回転寿司のネタになっているものとしては、ミナミマグロ(インドマグロ)、クロマグロ(本マグロ)などが多いです。

しかし水銀が含まれる魚でも摂取量に気を付けて食べると、赤ちゃんの発育には影響しません。

水銀が含まれていて注意する魚と食べていい頻度

・週に1回まで(約80g):キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ
・週に2回まで(約160g):レンコダイ(キダイ)、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ・クロムツ

水銀が少ない魚はキハダマグロ、ビンナガマグロ、メジマグロ、鮭、アジ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオ、ツナ缶です。

「食べちゃダメ!」と言われると余計に食べたくなってしまいますよね。

お寿司やお刺身が好きな妊婦さんは、ストレスが溜まらないように摂取量に気を付けながら食べたいですね。

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妊娠中に焼き魚は食べても良いの?【まとめ】

結果として妊娠中は焼き魚を食べてもいいです。

妊娠中に焼き魚を食べることによって胎児の発達、健康の維持をサポートしてくれます。

また脳梗塞や心筋梗塞、妊娠糖尿病の予防など母体にも良い影響を与えます。

そのため妊娠中には焼き魚を積極的に摂取しましょう。

妊娠中はつわりにより食欲が湧かなかったり、赤ちゃんのために食べたいものが食べれなかったり、過剰な体重増加を防ぐために我慢したりと本当にストレスが溜まりますよね。

お刺身やお寿司など生魚が好きな方も、摂取量に気を付けると食べても胎児には影響しません。

そのため摂取量を守りながら食べたいものを食べて楽しいマタニティライフを送りましょう。

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