勉強を【復習】するタイミングや回数は?効率的に暗記する方法を解説!

勉強しても、すぐに忘れてしまうという言葉をよく聞きます

勉強し慣れていない子どもほど、そのように言います

毎日勉強して、ある程度反復学習の回数を重ねることを当たり前のこととして取り組んでいる子にしてみれば、勉強しもしないで嘆いているなんてばかばかしいと感じるようです

勉強は、経験則が物を言います

勉強している子は、覚えてもいくらかは忘れてしまうことも当然のこととして知っています

だから、忘れないための方法を編み出しますし、忘れないために復習のタイミングを考え計画を立てます

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勉強に復習は当然:暗記学習を進める復習のグッドタイミングはいつ

勉強に限らず、何をしても何を見てもある程度のことは忘れます

多大な集中力で、一回見たら忘れないという人もいますが、育ってきた今までに、なんらかの記憶の自主特訓や、失敗経験から編み出した工夫、または成功体験から調子に乗って覚えることに魅力を感じた経験があったのでしょう

簡単なことですが、できる人ほど、回数を重ねて本を読み問題を解く復習の大切さを知っているのです

学生時代の心理学の講義で、先生が「一回覚えたことを寝る前に見直し、翌朝起きて見直すと記憶を呼び起こし定着しやすい」と力説していたことを、長くたった今も覚えています

やたら「エビングハウスの曲線が」と繰り返しておられたイントネーションもいまでもリアルに耳に残っています

<エビングハウスの忘却曲線>

エビングハウスはドイツの心理学者で、時間とともに人間の記憶がどのように変化するかを調べ、グラフ化しました

先の大学の先生の話の記憶によると、人間の記憶は1時間後にはほぼ半分、一日経過すると7割を忘れてしまうのだそうです

このことだけ聞くと、受験生でなくても何かを学ぶ意欲がなえてしまいますね

効率的に暗記するための復習の回数

けれども、覚えるためにどうしたらよいかという見方でこのエビングハウスの理論を見直してみると、忘れる前に再度確認すれば定着度が上がるということがわかります

暗記の記憶を定着させるための復習には効率的ななタイミングがあるのです

<復習のタイミング>

暗記学習での記憶の定着を効率的に行うためには、寝る前に復習、起き手すぐ復習というアドバイスが生きてきます

そのあと、3日目、10日目、1カ月目、3カ月目と復習を繰り返すうちに、しっかりとした記憶として残るのだそうです

暗記の効率を上げるためには、かなりシステマチックな計画が必要なようですが、間違えた問題をかき取っておくノートを作って寝る前にぺらぺら見直すという習慣を着ければ効率的に対策できますよ

見るだけ3回、書いて3回、解いて3回と取り組む回数をシステム化することがおすすめです

たとえば1問1答の暗記本ならともかく、聞いたことや、中身のない文字だけを復習したからと言って使える知識として残るとはいえませんが、中身のある勉強をした後により理解を深めていくという点では、復習を重ねるたびに、記憶は定着していくことでしょう

多くの子どもたちが、勉強してもすぐに忘れるというのは、一問一答の問題集を上から順番に一対一対応で覚えて言っているからで、たとえば歴史の流れであるとか、数学の解き方の流れとかをたどら図に勉強した気になっているのでは、エビングハウスの忘却曲線のようにはならず、次の日にほとんどの記憶をなくして終わりという情けない時間の使い方になってしまいます

けれども、成績中位より下に分布する子どもたちであれば、一問一答の答えの書き取りをするだけでも、得点をあげられるので、小学生のマス目のノートなどで反復して写すという作業は大いにおすすめです

大切な青春のひと時を勉強することに費やすのだから、多少、手間がかかっても、取り組んだ時間が無駄にならない取り組み方ができることを目指してほしいものです

暗記学習の記憶を定着させるための作業方法

漢字のテスト、単語のテスト、社会の年号の暗記など、一問一答の暗記は反復演習が一番です

一般的には、書いて覚えましょうと言われますが、なかにはじっと見つめて読むのが自分流と主張するかのように、耳を貸さない人もいます

失敗していれば何とかとがめようもあるのですが、これが案外確実に覚えているのです

この子の記憶がその後にどう変化していくのか興味をもって注目していたのですが、このタイプのじっと見つめて覚える子は成績が悪くない子が多いのですよ

おそらく、こういう子どもの場合、その記憶をたとえばほかのものを書くときに使ったり、問題集で繰り返しその記憶を使ったりして記憶の再利用をしつつ、定着しているのでしょう

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勉強を復習するタイミングや回数は?【まとめ】

受験勉強においては、かけた時間対効果の効率はやる気アップにもつながります

エビングハウスの忘却曲線を知り、効果的な復習のタイミングを知り、挑戦することで、自信を持って勉強を進められます

学習当日の寝る前の復習

学習翌日の起床時の復習

3日目の復習

10日目の復習

と続きますが、一から勉強しなくても、問題集をしたり、寝る前にノートを見直すだけでも、すべて助けになるので、手元に復習しやすいものを持つことがおすすめです

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