3歳児ってどれくらい喋るの?発達の遅れの原因や言葉を促す方法とは

3歳児は、語彙も増えて言葉でコミュニケーションを取りやすくなる時期と言われます。

しかし、このころの子どもは大人とすらすら会話ができる子がいる一方で、たどたどしい発語の子もいるなど、まだまだ個人差が大きいです。

そのため、「うちの子は言葉の発達が遅いけど大丈夫かな」「他の3歳児はどれくらい喋るのかな」と不安になるパパやママも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、3歳児の言葉の発達の目安や遅れの原因、発達を促す方法まで詳しく解説したいと思います。

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3歳児ってどれくらい喋るの?

3歳児くらいだと、上手に三語文を組み立て「ぼくがおやつをもっていくね」といったように、主語と述語を使って話すようになる子が多くなります。

その他、発達の特徴としては以下の通りです。

・「お腹すいた」などの自分の気持ちや状況を言葉で伝えられる
・「歩く」「食べる」などの簡単な動作を理解し、指示に応じることができる
・大きい小さい、長い短いが理解できる
・自分の名前や年齢など簡単な質問に答えられる
・「はいどうぞ」「ありがとう」などのやりとりが適切にできる
・「これなに?」「なんで?」といった質問をするようになる

3歳児の言葉の遅れの原因って?

*言葉を習得する機会が少ない

近年、ゲームやスマートフォンの影響で親と子の会話が減っていると言われています。

乳幼児は耳から聞いた言葉を覚え自分の言葉として習得しますので、「身近な大人とのコミュニケーションが少ない=耳から聞き入れる言葉や自ら発言する機会も少ない」ということになるのです。

*話したい、伝えたいという気持ちがもともと少ない

大人と一緒で、子どもの性格が内向的な場合は積極的に話さないことがあります。

また、子どもが言葉で伝える前に親が先回りしてなんでもやってあげすぎている場合に、子どもが言葉で話す必要性を感じにくくなるなんてこともあります。

*耳の聞こえの問題

先ほど解説した通り、乳幼児は耳から聞いた言葉を覚え自分の言葉として習得します。

聴力に原因があり言葉がしっかり聞き取れないと、適切な発音が出来ず会話の際に言葉が伝わりにくくなってしまいます。

*発達障害や知的障害の可能性

言葉の発達以外の部分でも発達の遅れや大きな偏りがある場合、発達障害などが原因ということもあります。

子どもによってさまざまですが、言葉の遅れやコミュニケーションの困難さなどが特徴として表れることが多いためです。

ただし、どれくらい喋るかという部分だけでは発達障害と判断できず、その他の部分においても発達に大きな偏りがないかを総合的に見る必要があります。

言葉の発達を促すにはどうすれば良い?

*積極的にコミュニケーションをとる

発達を促す方法の中で最も重要かつ手軽に取り入れられる方法は、大人からの積極的なコミュニケーションです。

大人が子どもに対してたくさんの言葉を投げかける「言葉のシャワー」というワードを、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

たくさんの言葉を使って話しかけ、積極的に質問をしてみるなどして子どもの「自分の考えも言葉で伝えたい!」というコミュニケーション意欲を育ててあげましょう。

*絵本の読み聞かせ

どれだけパパやママが頑張って話しかけようとも、日常の会話の中で出てくる言葉には限りがあります。

色々な絵本を読み聞かせすることでその分語彙を広げることや、文法の使い方や問いかけに対しての受け答え方法など学ぶことができ、まさに子どもにとってのコミュニケーションの教科書のようなものです。

*なんでも先回りしすぎない

子どもがあまり話さないからと、親がなんでも先回りしてやってあげすぎるとますます話さなくてもいい状態になってしまいます。

まずは「うん」or「ううん」で答えられる質問から徐々にステップアップしていき、「おもちゃ」といわれても、「おもちゃをどうするの?」と聞いてみて「おもちゃを出して欲しい」まで言えるように促していくといいでしょう。

自分で伝えた言葉を相手が理解し行動に移してくれたという経験が、子どものコミュニケーション意欲を育みます。

「どれくらい喋るか」でなく、「どれくらい理解できるか」も大切です

子どもはまず言葉を聞いて理解し、発語へと繋げます。

大人の言葉をしっかり理解しているが、自分の話し言葉として使うのが遅いだけという子も多くいます。

そのような場合は、さまざまな要因で発語に遅れが出ているだけなのでほとんどの場合は個人差として捉えられます。

「どれくらい喋るか」というより「どれくらい理解できるか」をよく観察し、焦らず成長を見守りましょう。

大人の話す言葉に対して適切な反応ができない場合や問いかけに対しての反応が鈍いなど、
明らかに言葉の理解に遅れが見られる場合は、一度聴力の検査を受けたりかかりつけ医や保健所に相談してみたりと、専門家にアドバイスをもらってみましょう。

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3歳児はどれくらい喋る?【まとめ】

3歳児は語彙も増えコミュニケーションを取りやすくなるころと言われますが、言葉や会話の発達スピードにはそれぞれ個人差があるため、目安より多少遅れていてもほとんどの場合は問題ありません。

それぞれの性格や、日々を過ごす環境はそれぞれの子どもによって全く違うからです。

自分の子どものおしゃべりがなかなか上手くならない中、同い年のお友だちが楽しそうにすらすらとお話ししている姿を見ると羨ましく思ったり不安に感じたりしてしまいがちですが、焦らずゆっくり成長を見守りつつ子どもの成長に合わせて発達を促すようにしましょう。

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