3歳児健診はまるで地獄!?健診項目や必要性について解説

3歳児健診は各自治体での実施が義務づけられているもので、身体の発育状況や栄養状態、視力や歯の異常、精神発達の状況などを確認するために行われます。

乳児期はさほど発達に大きな差がないことが多いですが、このころになると発達にも個人差が目立つようになり、そこに治療やフォローの必要性があるものかを早期に発見する必要があります。

しかし、3歳児はまだまだ言われたことを全てうまくこなせるわけではありませんし、イヤイヤ期の子どもなんかは自分がやりたくないことには見向きもしなかったり、強制されると癇癪を起したりしますよね。

経験者に「まさに地獄!」と表現されるほど多くのパパやママを悩ませる3歳児健診ですが、具体的にどういったことをするのかと、その必要性についても解説していきたいと思います。

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3歳児健診って何をするの?

だいたいその自治体でも、3歳児健診で行われる項目は以下の通りです。

・身体測定
身長や体重だけでなく、頭囲や胸囲を測定する自治体もあります。

・視力検査
自宅に送付される絵カードなどの検査キットなどを使用して事前に保護者が検査を行い、健診当日はアンケートを提出するというパターンが多いです。

・聴覚検査
こちらも、自宅に送付される検査方法が記載された書類などを見ながら事前に保護者が検査を行い、健診当日はアンケートを提出するというパターンが多いです。

・歯科検診
生えている乳歯の数の確認から、歯並びや噛み合わせに問題がないか、虫歯がないかなどの口の中の健康状態を歯科医師が確認します。

・尿検査
事前に自宅に検査キットが送付され、健診当日の朝に採取して持参します。

・行動観察
保健師や医師が、子どもの様子を観察します。

小さな積み木を積ませたり、鉛筆を持たせて円をかかせたり、名前や年齢を子どもに聞いたりする場合もあります。

・問診と診察
事前に記入するアンケート等を元に、保健師が普段の生活から運動能力や認知能力や言語の発達状況について問診をします。

その他、医師が診察を行い健康状態に問題がないか診察します。

・育児、栄養相談
普段の育児についての悩みや、食事や栄養状態についての悩みを保健師に相談できます。

3歳児検診は地獄!?パパママを悩ませる要因とは

検査項目が分かったところで、ではなぜ3歳児健診を経験したパパやママが「地獄だった!」と表現するのか。

*検査項目が難しすぎる

事前に自宅で行う視力検査や聴覚検査は、検査キットを使用したり指定された行程をこなしたりしてその結果を提出します。

ですが、まだまだ長時間集中力を保つのも難しく自分のやりたいことを我慢させるのも難しいのが3歳児なので、事前の検査だけでも心が折れちゃうパパママが多いのではないでしょうか。

また、尿検査はトイトレに難航している子どもやパパママにとってまさに地獄!

当日の朝に採尿なんて絶対無理・・・とドキドキのパパママも多いです。

*子どもがじっとしていられない、指示に従うことができない

当日は、慣れない場所やたくさんの知らない子どもに囲まれる緊張やストレスで普段はできることもできなくなってしまったり、泣いたり騒いだりする子に影響されてしまう子も多いです。

また、服を脱いだりじっと立っていないといけなかったりなどたくさんの指示に従わないといけなくなりますが、それに対してもストレスを感じてしまいイヤイヤモードに入ってしまうと、付き添うパパやママはヘトヘトになっちゃいますし、ちゃんと大人の言うことを聞いて動いている他の子どもを見てしまうと、なんでうちの子はできないのだろうと不安に思ってしまいますよね。

*発達の遅れを指摘されるのではという不安がある

周りの子に比べて、言葉の発達が遅かったり落ち着きがなかったり偏食や小食でなかなか体重が増えないことに悩んでいるパパやママが一番に不安に思うことは「発達に遅れがあると言われるのでは」ということです。

実際に、3歳児健診では成長発達の遅れがある子どもに観察や支援が必要かどうか判断するためのフローが定められています。

わが子に病気や障害があるかもしれないと聞いて、不安にならない親はいません。

そのため、発達の遅れを指摘される可能性のある3歳児健診はパパやママの精神的な負担となるのです。

3歳児健診は、他の子どもと比べるためのものではありません

このようにある程度の基準に沿って様々な角度から子どもの心身の成長や健康状態を測りますが、3歳児健診は他の子どもと比べるためのものではありません。

あくまで基準は平均値であり、子どもの発達は均等ではないからです。

例えば、体が小さい子供でも成長曲線がきれいに右上がりになっていたり極端な低体重でなかったりその他に影響が目立って表れていない場合は、大人と同じく個人差と判断される場合が多いです。

平均と比べて優れている・劣っているという判断ではなく、それぞれの子どもの総合的な成長のバランスに大きな偏りがないかがポイントとなります。

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3歳児検診は地獄?【まとめ】

3歳児健診は、イヤイヤ期の子どもを連れて複数の項目をこなさないといけない大変さと子どもが無事に成長しているかどうかの不安でパパやママにとってまさに地獄のようなイベントですよね。

おしゃべりが上手になってきたり大人の話を理解するのが上手になってきたりする子も多いですが、健診自体の必要性や向き合い方を3歳児に問うことは到底できません。

しかし、子どもの成長の状況を把握したり不安なことを専門家に相談できたりととても重要なイベントでもあります。

3歳児健診は幼児期の最後の健診でもあるので、必ず受診するようにしましょう。

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