我が子のお宮参りに、パパママの両親にも来てもらうという人は多いと思います。
そんな時に、何か手土産は必要なのでしょうか?
悩ましいところですが、孫の顔を見る喜びは大きいとはいえ、せっかく来てもらっている以上手ぶらで帰すわけにもいきません。
どんな場合であっても手土産を用意した方がベターです。
いただいた額に応じて、ご両親の喜ぶ手土産を準備しましょう。
では、どんな手土産をどうやって用意するのか、考えてみたいと思います。
お宮参りに来てくれた両親に手土産はいる?
お宮参りのとき、パパママとその両親の役割分担や費用負担はどうなっていますか?
慣習としては、食事代をパパの両親、衣装代をママの両親が出すことが多いようです。地域やそれぞれの家の考え方もあるので一概には言えませんが、よくある負担のしかたです。
これに対して、パパママの両親に手土産の準備は必要でしょうか?
食事代や衣装代を準備してもらっているのであれば、用意して当然だと言えるでしょう。
遠方から来てくれたことに対するお礼の気持ちも込めて、渡しましょう。
では、費用負担がなかった場合は?
その場合も、来てもらっているなら手土産は用意した方が賢明でしょう。
自分たちの両親だからと甘えない方がよいと思います。例えば、ご両親以外の方が家に来た時のことを考えてみてください。
相手がどんな関係の人であっても、家に来てもらった時には何か贈ったりご馳走したりすると思います。それと同じように、お礼を込めて用意するのがベターです。
お宮参りの手土産におすすめのものは?
手土産で重要なことは、金額とお祝いの気持ちです。
金額は、金品などをもらったり食事代や衣装代を出してもらった場合、その額の3~5割と言われています。
お祝いの気持ちをどうあらわすか、ですが、ご両親の好きなものなどを選びましょう。
もしパパママの両親とも同時に来てくださるような場合は、できれば同じもので揃えるのがベストです。
同じスイーツの詰め合わせや同じ佃煮の詰め合わせなど、好みが似ていればいいですね。
スイーツや佃煮といった食べ物では好みが違うので選びにくい、という場合は、紅茶やコーヒー、フルーツジュースなども喜ばれれると思います。
ただし、日持ちすること、人数に合った大きさであること、量が多い場合はおすそわけできるように個包装されていること、車でない場合は重くないこと、なども考える必要があります。
これはお宮参りの手土産に限ったことではありませんが、贈るからには相手に負担のないように配慮することが必要です。
お宮参り、両親への手土産ののしの書き方
両親への手土産にはのしは付けるのでしょうか?
一般的には、つけた方がベターとされています。直接渡すものなので、内のしでも外のしでも構いません。
のしの選び方と書き方はこんな感じです。
水引き
紅白の蝶結びを選びます。これは、結び目がほどけることから、「お祝い事は何度あってもよい」という意味です。
表書き
「内祝い」
名入れ
赤ちゃんの名前(姓名の名、下の名前)を書きます。表書きよりも少し小さい文字で書きます。
ご両親に渡すものなので名前の読み方は当然ご存知でしょうから、ふりがなを入れる必要はありません。
と、一般的にはのしがあった方が良いのですが、ご両親との関係でそこまで固いものにしたくないという場合は、なくても良いと思います。
例えばとても距離が近い関係だったり同居しているという場合には、あまり形式ばったことをすると「あら、そんなに距離を置かれていたの?」と思われてしまったり、かえって関係を壊しかねません。
そんな時は相手の好みに応じた生菓子でもいいでしょうし、自分が作ったお菓子を渡す、別の日にご馳走を作ってふるまう、自分が育てている野菜をおすそわけする、などが心がこもっていて喜ばれると思います。
お宮参りで両親に手土産は渡す?【まとめ】
赤ちゃんの誕生は、パパママだけでなくそのご両親にとっても大変うれしいことですよね。
孫は目に入れても痛くないと言います。
しかし、どんなにご両親が喜んでいても、気心の知れたご両親でも、お宮参りに来てもらった時にはきちんと手土産を用意しましょう。
パパママは、子どもを持つ1つの世帯のメンバーとして一人前であることを示しましょう。
そして手土産を選ぶ時間もまた、赤ちゃんのことを考え自分たちの両親を想う、貴重な時間になるはずです。