どんどん成長する子ども。最近離乳食を始めたと思ったら、もう後期食に突入!
可愛らしい歯も覗いてきて、食べられるものも増えたけれど、それに比例して作る大変さも増えてゆく…。大人の分だけでなく、離乳食の献立も考えるとなると、なんだかげっそり。
後期食に入ると1日3食食べるようにもなるし、1週間で21食、保育園などに通っていても、14食。おやつもと考えるとそれ以上。せめておかずだけでも作り置きしたい!書き始めるとキリがありませんが、それでもやはり子どもの成長は嬉しいもの。
美味しく彩りやバランスもよい食事を準備してあげたいですよね。
そこで!1週間分の作り置きおかずをご提案します!
離乳食後期、1週間作り置きでも叶えたい彩りやバランス
毎日の育児の中で、食事の準備がストレスになってしまう、という方もきっとたくさんいらっしゃると思います。毎日のことで、しかも1回ではないですし…。
和食中心にしようと作ってみると、全部が茶色っぽい仕上がりになってしまう、1回の食事に同じ食材がいくつも登場するなんてこともありませんか?
後期食になると、食べられる食材も増えてきますので、なるべく多種類の食材に触れてほしいと思います。私も保育園の給食の献立を考える際に、彩りや食材の被りがないかをかなり意識していました。食事は「生きた食育」と考えています。視覚的にも美味しそうなご飯にしたいものです。
特に、おかずが色鮮やかだと、献立全体の印象も変わります。作り置きと言っても、何十種類も作るのは負担になりますので、少しのアレンジを加えれば違ったおかずになるような、更に、大人の食事によく使用する食材を使ったレシピをご紹介します。
下ごしらえ後、小分けしておくと便利な食材
主菜となる肉や魚など
鶏ささみ…水から茹で、しっかり加熱して割いておく。(中期食から移行したばかりなら細かく切っておく。完了期食に近い状態なら割いたままでもok)
鶏ひき肉…1度水で溶いてから火にかけて茹でる。
豚ひき肉…鶏ひき肉に慣れたら豚も試してみましょう。下ごしらえは鶏ひき肉と同じです。
豚もも肉…しっかり噛む様子が見られたら、薄切りの豚もも肉もおすすめ。水から茹でて5~6mm程度の粗みじん切りに。
たら…沸騰したお湯で茹でてほぐしておく。身が軟らかいのでフォーク等でほぐせます。
まぐろ…沸騰したお湯で茹でて5~6mm角に切っておく。
鮭…沸騰したお湯で茹でて5~6mm角に切っておく。
卵とじ…しいたけや長ネギなどの野菜をかつおだしで煮て軟らかくなったら溶き卵を回し入れて完全に加熱する。
どのおかずにも便利な野菜
・人参
・キャベツ
・ほうれん草
・小松菜
・ブロッコリー
・かぼちゃ
・赤パプリカ
それぞれ軟らかく茹でて切っておきましょう。茹で汁も無駄にせず野菜スープとして小分けにして冷凍しておくと便利です。ただ、ほうれん草や小松菜は茹で汁にえぐみが出てしまうので個人的にはおすすめではありません。
目安は5~6mm角。硬さはバナナをイメージしてみてください。今回はこの7種類を使った作り置きレシピをご紹介します。
また、かつおだしも小分けにして冷凍しておきましょう。ラップなどに包んでももちろん構いませんが、製氷機型の容器にストックしている方も多いようです。最近では100円ショップなどでシリコン製の容器もあるようですので、使いやすい道具を見つけてみてくださいね。
※おまけ~常備しておくと便利な食材~
・豆腐
・高野豆腐
・焼麩
・青のり
・しらす
・ヨーグルト(無糖)
どれも余っても大人の食事に使えますし、高野豆腐や焼麩は乾物で日持ちする上、だしをよく吸うので案外気にいるお子さんも多いのではと思います。
納豆や青のり、しらす、ヨーグルトは野菜と和えるのに大変便利です。
それぞれの食材の組み合わせでレシピは無限大!ここまで来たら、あとは組み合わせ次第で彩りよく被りのない献立にしていきます。
1日目 | 鶏ささみと人参のだし煮 | 鶏ささみ、人参、かつおだしを 小鍋でフツフツするまで中火にかける |
小松菜のお浸し | 小松菜にしょうゆを1滴たらす | |
2日目 | たらとブロッコリーのとろとろ煮 | たら、ブロッコリー、野菜スープを 小鍋でフツフツするまで中火にかける |
かぼちゃの煮物 | かぼちゃとかつおだしを電子レンジで 1分加熱する |
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3日目 | 豚もも肉と赤パプリカのごま和え | 豚もも肉、赤パプリカを 白ごま小さじ1/5で和える |
キャベツと玉ねぎのヨーグルトサラダ | キャベツと玉ねぎをヨーグルト20g で和える |
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4日目 | 卵とじ丼 | 卵とじをおかゆにかける |
人参のそぼろあんかけ | 人参とかつおだしを小鍋に入れ フツフツしたら水溶き片栗粉でとじる |
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5日目 | 鮭のミルク煮 | 鮭と牛乳大さじ1を小鍋でフツフツ するまで中火にかける |
ほうれん草の納豆和え | ほうれん草、納豆をしょうゆ1滴で和える | |
6日目 | 豚ひき肉と玉ねぎのケチャップ煮 | 豚ひき肉、玉ねぎ、野菜スープ、 ケチャップを小鍋に入れ、フツフツ するまで中火にかける |
ブロッコリーと赤パプリカのサラダ | ブロッコリーと赤パプリカをしょうゆ 1滴で和える |
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7日目 | まぐろビビンバ丼 | おかゆの上にまぐろ、小松菜、人参を のせる |
キャベツの青のり和え | キャベツを青のり小さじ1/4で和える |
主菜に使用している食材を変えたり、野菜の和え方を変えたりするだけでもバリエーションは増えていきます。この味付けなら食べてくれる等、赤ちゃんによっても感じ方は違うものですので、食べている様子を観察して工夫してみてくださいね。
それぞれ、完成してから冷凍するもよし、下ごしらえした食材を個々に冷凍しておいて食べる直前に完成させるのもよしです。ただし、完成してから冷凍した場合は、再加熱の際にしっかりと芯まで加熱できているかを確認してから食べさせてあげましょう。
食材の1回の使用量の目安としては、
・肉、魚、卵とじ→15g
・野菜→20g
とするとよいと思います。
調味料は無理に使う必要もありませんが、後期食の大きさや硬さに慣れてきたら徐々に使用するようにして、完了期食へのスムーズな移行を目指しましょう。
離乳食も後期食に突入。1週間作り置きで乗り越えたい!【まとめ】
いかがでしょうか。少しでも毎日の食事の準備のヒントになっていると嬉しく思います。
今回のテーマは後期食ということで、食材の大きさは5~6mm角で統一して記載していますが、後期食のうちはずっと5~6mmの大きさでないといけない、ということではありません。
手づかみ食べに興味を示し始めたら、人参などスティック状に切ってあげるなど、様子を見ながら変えていってみてください。
食事の時間は大人にとっても赤ちゃんにとっても、楽しい時間であってほしいと思います。あまり頑張りすぎず、一緒に食事を楽しめる工夫をしていきたいですね。