食材の組み合わせ次第でバリエーションが広がるおやき。冷蔵庫に少しずつ余っていた食材で作ることができます。おやつにも重宝しますよね。
食材の使い切りや物足りないときにプラスするのに便利なおやきですが、離乳食ではいつから食べさせてよいのでしょうか。使っている食材や作り方の工夫にもよりますが、私は後期食からをおすすめしています。
1度にいろいろな種類の野菜を食べられるおやきや、食べ応えのあるおやきのレシピもお伝えしていきます。お気に入りの組み合わせを見つけてみるのも楽しいですよ。是非お試しくださいね!
おやきってどんなもの?
そもそもおやきとはどんな食べ物なのでしょうか。
おやきはもともと長野県の郷土料理で、小麦粉やそば粉でできた皮に具材を包んで焼いたものを言います。離乳食でのおやきは具材を混ぜて焼いたものを指すことが多いです。例えばじゃがいもを茹でて潰し、他の野菜を混ぜて形を作り両面を焼く等です。
使う食材により食感や飲み込みやすさも変わってきます。それがおやきのよいところでもあります。バリエーションが増やしやすく、変化をつけやすいのです。
赤ちゃんの噛む様子や飲み込む様子を見て硬さや大きさを調節してあげましょう。
離乳食で、おやきはいつから?後期食からがおすすめです!
おやきを食べさせるのは後期食からがおすすめ、と冒頭でお話ししました。
おやきはその名のとおり焼いて仕上げる料理ですので、ある程度の硬さがあります。しっかりと噛んで飲み込む必要があるので、後期食からをおすすめしています。おにぎりのように持ちやすいので手づかみ食べの練習にもなります。
ただ、材料を変えると軟らかい食感に仕上げることもでき、後期食への移行を考えている中期食の赤ちゃんも食べやすいおやきになります。
おすすめ離乳食おやきレシピ大公開!
おすすめのおやきレシピをご紹介します。
1.かぼちゃおやき
豆腐を使用することで軟らかい食感になります。さつまいもで作っても美味しいですよ。かぼちゃやさつまいもは甘みがありますので砂糖を使わなくても充分!
中期食でも食べられますが、もちっとした食感なので喉に詰まってしまわないよう小さく切って食べさせてあげましょう。だしに水溶き片栗粉でとろみをつけてあんかけにして飲み込みやすく工夫してあげてもよいでしょう。
・かぼちゃ(またはさつまいも) 25g
※皮をむいた状態
・絹ごし豆腐 20g
・片栗粉 小さじ2
・サラダ油 小さじ1 <作り方>
かぼちゃは軟らかく茹でペースト状につぶす。
かぼちゃ、絹ごし豆腐、片栗粉を混ぜ、小判型に成型する。
サラダ油をぬったフライパンで、弱火で両面を焼く。焦げないよう注意!
2.納豆おやき
納豆にチーズをプラスして、おかずになるおやきです。
ほうれん草も抵抗なく食べやすいレシピ。じゃがいもに含まれるビタミンCは熱を加えても壊れにくく、納豆やほうれん草に含まれる鉄分の吸収を助けてくれます。納豆の代わりに刻んだ魚肉ソーセージを使用しても美味しいですよ。
・挽き割り納豆 20g
・じゃがいも 20g
・絹ごし豆腐 10g
・ほうれん草 10g
・粉チーズ 小さじ1
・片栗粉 小さじ2
・サラダ油 小さじ1 <作り方>
じゃがいもは茹でてつぶし、ほうれん草は軟らかく茹でて2mm長さに刻む。
じゃがいも、ほうれん草、挽き割り納豆、絹ごし豆腐、粉チーズ、片栗粉を混ぜ、小判型に成型する。
(そのまま混ぜられますが、納豆と豆腐を先に混ぜておくとよりまざりやすくなります。それでも混ぜにくいと感じたら、納豆をさっと茹でるか湯をかけてぬめりをとってみてください。)
サラダ油をぬったフライパンで、弱火で両面を焼く。焦げないよう注意!
3.青海苔おやき
ごはんを使ったおやきレシピです。後期食を想定して5倍粥と記載しますが、完了期に近づいてきたら軟飯に変えてみてください。白いごはんに飽きてしまった、といった時にも活躍してくれると思います。青海苔の香りとしらすの少しの塩気で味付けの必要もなし!
・5倍粥 90g
・しらす 7g
・青海苔 小さじ2/3
・サラダ油 小さじ1 <作り方>
しらすはさっと茹でるか熱湯をかけて塩抜きする。
5倍粥、しらす、青海苔を混ぜて小判型に成型する。
サラダ油をぬったフライパンで、弱火で両面を焼く。焦げないよう注意!
4.そうめんおやき
いも類やごはんだけがおやきに変身するのではありません!そうめんだっておやきに大変身!野菜も入れてボリュームも満点な一品です。そうめんはくっつきやすく混ぜにくいのでだし汁をプラス。その分片栗粉が多めになっています。
野菜はお好みに合わせてキャベツなど葉物でも美味しいです。
・ゆでそうめん 50g
・人参 10g
・玉ねぎ 10g
・片栗粉 大さじ1
・だし汁 大さじ2 <作り方>
そうめんは4㎝長さに切り、洗ってぬめりを取っておく。
人参、玉ねぎをみじん切りにし耐熱皿に入れ、ふんわりラップをかけて600W1分半加熱する。
全ての材料を混ぜる。
サラダ油をぬったフライパンに5等分にしてスプーンで落とし、平たく伸ばして弱火で両面を焼く。焦げないよう注意!
保育園の給食では特に納豆おやきが人気でした。1度にたくさんの食材が食べられるのも嬉しいですね。先生たちも食べたいと言うほどでした。
離乳食におやきはいつからOK?【まとめ】
ごはんにもおやつにもなるおやき。冷蔵庫の有り合わせの材料で作れるのも嬉しいですよね。赤ちゃんがしっかり噛んで飲み込めているかを確認することを忘れず、成長に合わせて食べさせてあげてくださいね。
バリエーションも増やし放題ですので、大人も楽しめるのではないかと思います。是非赤ちゃんと一緒に、「美味しいね!」の笑顔があふれる食卓を!