新生児は揺らすと危険?乳幼児揺さぶられ症候群について解説

「乳幼児揺さぶられ症候群」と言う言葉を聞いたことはありますか?

赤ちゃんは首の筋肉が未発達なため、激しく揺さぶられると脳が損傷し、重大な障害を負ったり、場合によっては命を落としたりしてしまいます。

それを「乳幼児揺さぶられ症候群」といい、新生児~生後6か月の乳児がなりやすいとされています。

そこで、「赤ちゃんをあやすとき、つい揺らしてしまうけど大丈夫?」「ベビーカーや車の振動は大丈夫?」など、心配になる方も多いと思います。

この記事では、乳幼児揺さぶられ症候群について、どの程度揺らすと危険なのかや、防ぐための注意点等をご紹介致します。

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新生児はどの程度揺らすと危険なの?

新生児をどの程度揺らすと、乳幼児揺さぶられ症候群になるのでしょうか?
いくつかご紹介します。

①1秒間に3回以上、連続して揺らす
②頭が前後にガクンガクンとなるほど揺らす
③首が座っていない赤ちゃんに「高い高い」をする
④サイズが合っていないチャイルドシートに乗せて、舗装されていない道を長時間移動する

このように、かなり激しく急速に揺らすことで、乳幼児揺さぶられ症候群は発症しますので、普通にあやしたり、サイズの合ったチャイルドシートやベビーカーに乗せて、舗装した道を歩いたりする場合は心配ありません。

新生児の正しい抱き方と揺らし方

激しく揺らすことがなければ、乳幼児揺さぶられ症候群の心配はありませんが、まだ首が座っていない新生児は、抱き方に注意が必要です。

新生児は横抱きを基本にし、赤ちゃんの首に負担がかからないようにしましょう。

その際に赤ちゃんの頭が下がらないよう、赤ちゃんの頭と首が肘の内側に乗るようにしてください。

しかし中には、縦抱きにしないと泣き止まない赤ちゃんもいます。

それは縦抱きの方が、体のより広い範囲を密着することができるため、赤ちゃんの安心感が高まるからです。

縦抱きにする場合は、赤ちゃんの後頭部から首までをしっかり支え、頭が後ろに倒れないようにしましょう。

あやすために揺らすときは、大きく揺らすのではなく、歩くときのような小刻みな縦揺れを意識してください。

なかなか泣き止まない新生児。イライラを抑えるための方法

乳幼児揺さぶられ症候群は、赤ちゃんがなかなか泣き止まず、イライラして激しく揺さぶることで発症するケースがほとんどです。

何をしても赤ちゃんが泣き止まず、イライラした場合は赤ちゃんを安全な場所に寝かせてからその場を離れ、深呼吸をしたり飲み物を飲んだりして気分転換をしましょう。

泣いている赤ちゃんを1人にするのは、申訳ない気持ちになるかもしれませんが、イライラを赤ちゃんにぶつけるほうが危険です。

筆者の場合、まず赤ちゃんを抱っこしたまま歌を歌っていました。

赤ちゃんをあやすためというより、自分の気分を上げるために自分の好きな歌を歌っていました。

それでも赤ちゃんが泣き止まずにイライラが治まらない場合は、赤ちゃんから離れて甘いものを食べたり、出産直後の赤ちゃんの写真を見たりして、気分を落ち着かせていました。

出産直後の赤ちゃんの写真を見ると、その時の感動を思い出して「頑張ろう」という気持ちになれました。

このように、自分なりの気分転換の方法を見つけて、イライラを落ち着かせるようにしてください。

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新生児を揺らすのは危険?【まとめ】

乳幼児揺さぶられ症候群は、正しい抱き方であやす程度に揺らす場合は、発症することはありません。

赤ちゃんに対してイライラしたときに、つい激しく揺さぶってしまうことによって発症する場合がほとんどです。

特に新生児期は、赤ちゃんはよく泣くし、ママは寝不足でイライラしがちです。
赤ちゃんにイライラをぶつけない為にも、いったん赤ちゃんから離れて気分転換をしましょう。

日頃からストレスを溜めないことも大切です。

身近な人に頼れる所は頼って、心身ともに疲れを溜めないようにしてください。

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