授乳の時間が空いてしまった時はどう対応すればいい?
お母さんも赤ちゃんも授乳に慣れてきたころにある心配が起きてしまうことがあります。
それは、授乳の間隔が空きすぎてしまうこと。
特に、夜の授乳で起こりやすいです。
夜の就寝前の授乳から朝の起床まで空いてしまったけど、大丈夫?となりますよね。
授乳の間隔が空いて心配になる保護者の方も多いでしょう。
こんな時はどう対応するのがいいのでしょうか。
赤ちゃんが母乳やミルクをしっかり飲めていて、排尿があり、体重が順調に増えていれば大丈夫です。
今回は、授乳の基本のおさらいと授乳の間隔が7時間近く空いてしまった時の対応を紹介します。
Contents
授乳の時間が空いてしまったのは大丈夫?
*授乳の基本をおさらい
まずは、授乳の基本についてお話します。
授乳は、赤ちゃんが欲しい時に欲しいだけ飲ませてあげるのが基本です。
これは「自立哺乳」と言うそうです。
母乳育児をしている場合は、赤ちゃんが欲しがった時に満足するだけあげるのがいいということですね。
赤ちゃんに吸ってもらうことで母乳は安定するようになります。
母乳の出方も個人差はあります。
母乳が出ないことを気に病む必要はありません。
粉ミルクも活用しながら、赤ちゃんに授乳してあげましょう。
*月齢の授乳回数は目安でいい?
育児書や育児情報サイトに書かれている授乳回数ってどうやって決めたのだろう?と気になったことはありませんか?
先程、授乳の基本は「赤ちゃんが欲しい時に欲しいだけあげる」とお話ししました。
ですが、忙しい日々を過ごすお母さんには難しい時もありますよね。
そういった生活も考慮されて、効率よく授乳するための原則として決められたものです。
なので、この授乳回数を参考に授乳の時間を決めていくとお母さんの予定も立てやすいですよね。
授乳の時間になったけど、赤ちゃんが寝ている…
起こしてでも授乳する方がいいの?と悩む時がありますよね。
私も経験あります。
気持ちよく寝ているところを起こしてまで授乳する必要はありません。
赤ちゃんが起きてから授乳してあげましょう。
授乳時間が空いてしまった時の対応は?
おそらく授乳の間隔が7時間近く空いてしまうのは、夜の就寝時だと思います。
最後の授乳から7時間空いてしまった時に、気を付けるポイントを紹介します。
赤ちゃんが母乳やミルクをしっかり飲めているか?
授乳をする時にの赤ちゃんの様子を観察してみましょう。
その時にしっかりと飲めているようでしたら、大丈夫です。
排尿はあるか?
起床後や授乳後におしっこがしっかりと出ていますか?
出ているようでしたら心配ありません。
体重が増えているか?
赤ちゃんの体重が増えているようであれば、しっかりと母乳やミルクから栄養を貰っているということになります。
もちろん赤ちゃんによっては、体重が増えにくいという子もいます。
母子手帳に掲載されている体重のグラフの幅に入っていれば大丈夫です。
我が子も母乳やミルクをよく飲む子でしたが、平均体重の線より下の位置でした。
少しずつでも増えているようであれば、心配しすぎることはないですよ。
以上の3つのポイント全て大丈夫であれば、心配することはありません。
気にした方がいい時もある…?
先程挙げた3つのチェックポイントがすべて〇であれば、心配することはないと言いました。
ただ、授乳間隔が空きすぎないように気を付けた方がいい時期もあります。
それは、生後2ヶ月頃までの時期です。
この時期は授乳間隔が空きすぎると赤ちゃんとお母さんにとって、つらい理由があります。
その理由は、2つあります。
・お母さんの母乳が安定しない。
母乳やミルクが赤ちゃんにとっての栄養源です。
授乳の間隔が空きすぎると、お母さんは乳腺炎になってしまう可能性もあります。
以上の理由から、この時期は3~4時間の間隔を空けた授乳が望ましいと言われています。
生後2ヶ月を過ぎると、哺乳のリズムができてきます。
生後2ヶ月以降は、赤ちゃんが欲しい時に欲しいだけ飲ませるというスタイルに変えてみるのもいいでしょう。
授乳時間が空いてしまったのは大丈夫?【まとめ】
授乳の間隔が7時間近く空いてしまって心配になるお母さんの気持ちは、よくわかります。
基本的に母乳やミルクをよく飲み、おしっこが出て体重も増えているようであれば、心配はありません。
普段と変わらない対応で大丈夫ですよ。
授乳の基本の考え方を抑えて、どっしりと構えておきましょう。
赤ちゃんは、一日一日しっかりと成長してくれますよ。