スイーツやジャムでも定番の赤い宝石、いちご。
私も幼い頃いちご狩りに連れて行ってもらったことがうれしくて絵日記に描いたことを覚えています。
大人になってからも同僚といちご狩りに行ったり、ケーキ屋さんではついついいちごがのっているものを選んだりと大好きな果物です。
甘味と酸味のバランスもよく子どもにも人気のいちご、離乳食でも食べさせてあげたいですよね。
そんな時、食物アレルギーの心配はないの?生でもOK?冷凍はできる?どれくらいの量を食べさせる?といった疑問が出てくるもの。
今回はそんな疑問にお答えしつつ、おすすめのレシピもご紹介します!
いちごには食物アレルギーの心配はないの?
まず、離乳食のいちごはいつから食べさせてよいのかについてお話しします。
いちごは初期食から食べさせることができます。食物アレルギーを引き起こす可能性はないのでしょうか。
食物アレルギーの症例数や重篤な症状が継続して一定数報告されているものの、卵や乳などの特定原材料と比較するとその数が少ない「特定原材料に準ずるもの」には果物もいくつか含まれていますが、いちごは該当しません。
だからといって可能性はゼロではありませんので、初めて食べさせる場合にはほんの少しから始め、その後の様子をしっかり確認しましょう。
万が一体調不良が見られた場合には速やかに病院を受診してください。
離乳食のいちごは、生でもOK?冷凍はできる?量はどのくらい?
それでは、離乳食でいちごを食べさせる時のポイントを確認していきましょう。
①加熱してから食べさせる
いちごにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは加熱により破壊されやすい栄養素でもあります。
ここまで聞くと、「じゃあ生の方がよいのでは」と思われがちですが、初めは加熱してから食べさせましょう。前述のように、いちごも食物アレルギーを引き起こす可能性がゼロではありません。
果物による食物アレルギーは果物に含まれる「酵素」が原因で、酵素は加熱によりその働きが抑えられますので、食物アレルギーを引き起こす可能性を低下させることができるのです。
また、加熱することで酸味が飛んで赤ちゃんにとって食べやすい味わいになります。
このことから、初めのうちは生ではなく加熱してから食べさせ、慣れてきたら生で食べさせてみましょう。具体的には中期食後半~後期食以降に生で食べさせるのがおすすめです。
電子レンジを利用すると簡単に加熱できますよ!
②離乳食のいちごは冷凍できる
離乳食のいちごは冷凍保存可能です。
初期食であればペースト状にしてから、中期食以降は刻んでから小分けにして冷凍しましょう。電子レンジで解凍してから食べさせてあげてくださいね。
ただし、食べ残しは冷凍せずに大人が食べてしまいましょう。
③食べさせる量は食形態により異なる
いちごに限ったことではありませんが、1日に食べさせる量は食形態により異なります。
上記の量を目安にして食べさせてあげましょう。
おすすめ!離乳食のいちごレシピ
パン粥やヨーグルトに混ぜるのもおすすめですが、今回はホットケーキミックスを使って簡単に作れる蒸しパンとパンケーキのレシピをご紹介します。
出来上がったら粗熱を取って冷凍保存もできますよ!材料は多めに記載しています。
いちごの量は50gに統一していますので、中期食や後期食では1回に出来上がりの1/5の量を目安として食べさせてみてくださいね。
①蒸しパン
電子レンジで簡単に作れるレシピです。ピンク色の見た目が可愛いですよ。分量も覚えやすくて便利です!
ホットケーキミックス 50g
牛乳 50㏄
いちご 50g <作り方>
いちごは細かく刻む。
ホットケーキミックスと牛乳を混ぜ、いちごを混ぜる。
カップに流し入れて電子レンジ600Wで50秒程度加熱する。(様子を見ながら調整してください)
②パンケーキ
ヨーグルトを使うことでもっちりとした食感になります。水分量が足りない場合は水を足して調整してください。
ホットケーキミックス 50g
ヨーグルト(無糖) 大さじ5
いちご 50g <作り方>
いちごは細かく刻んでおく。
ホットケーキミックスとヨーグルトを混ぜ、なめらかになったらいちごを混ぜる。
熱したフライパンで焼く。
離乳食でいちごを食べさせたい!【まとめ】
いちごは保育園でも気に入る赤ちゃんがとても多い果物でした。
食物アレルギーを引き起こす可能性がゼロではありませんが、少しずつ食べさせてみましょう。
初めは加熱をして食べさせ、上手に冷凍保存して活用してくださいね。
食べ過ぎないように量にも気を付けましょう。今回ご紹介した蒸しパンやパンケーキだけでなく、プリンなどに入れてもおいしいですし、食パンにのせるだけでもおいしいですよ!
赤ちゃんのお気に入りの食べ方を見つけておいしく食べさせてあげてくださいね。