離乳食で【卵黄】を食べさせるのはいつから?進め方とは?
離乳食の時期は、赤ちゃんが新しい食べ物とたくさん出会う大切な時期です
赤ちゃんにとってはもちろん、食べさせる大人も安心・安全に進めていきたいですよね
私が保育園で最も多くの相談を受けていたのが、「卵の進め方」についてです
卵と聞くとやはり食物アレルギーを起こしやすいというイメージもあり、慎重になる保護者がたくさんいらっしゃいました
そこで今回は「離乳食でいつから卵黄を食べさせるか」がテーマです!
卵黄は中期食から食べさせます
卵黄と卵白それぞれの具体的な進め方や注意したいことなどを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね
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Contents
離乳食で卵黄を食べさせるのはいつから?中期食からがおすすめです
卵黄は中期食から食べさせてみましょう
卵には卵黄と卵白がありますよね
卵アレルギーの原因である卵のたんぱく質の多くは卵白に含まれますので、卵黄から始めます
まずは卵黄の固ゆで一さじからスタートし、徐々に量を増やして1個分が食べられるように目指していきましょう!
卵黄であるからと言って、アレルギー症状が起きないとも言い切れません
特に初めて食べさせるときには、食べた後の赤ちゃんの様子の確認を忘れずに行ってくださいね
詳細は後程解説します
卵黄の固ゆで1個分が食べられるようになったら、卵黄をだし汁でのばして茶碗蒸しにしたり、ケーキに混ぜたりとアレンジも楽しんでみてくださいね!
①卵黄で作る茶碗蒸し
卵黄 1個分
だし汁(かつおだし) 120㏄ <作り方>
卵黄とだし汁を混ぜ、耐熱容器に流し入れてしっかり火が通るまで蒸す ※電子レンジで蒸す場合は、200W程度の低いワット数で5分から様子を見て加熱時間を調整してください
②卵黄で作る野菜パンケーキ
薄力粉 50g
ベーキングパウダー 3g
卵黄 1個分
にんじん 10g
ほうれん草 10g
水 30~50㏄ <作り方>
薄力粉、ベーキングパウダー、卵黄を混ぜて、とろりとするまで水を加えて混ぜる 軟らかく茹でて刻んだにんじんとほうれん草を加えて混ぜ、熱したフライパンで焼く
離乳食の卵白の進め方は?
続いて、卵白の進め方を確認していきましょう
卵白だけというよりは、「全卵の進め方」と考えた方が分かりやすいかと思います
卵黄の固ゆで1個分が食べられるようになったら、全卵デビューです
中期食から完了期食までの各食形態で、固ゆでの全卵をどのくらいまで食べさせるのか目安をまとめます
・後期食→1/2個
・完了期食→2/3個
上記の目安量を守れば、様々な卵料理が食べられます
卵を1個単位で使用して調理するのが楽かと思いますので、完成品をどのくらい与えるかに注意してください
中期食であれば完成品の1/3、後期食は1/2、完了期食は2/3までと覚えておいてください
卵アレルギーについて知っておきたいこと
最後に、卵アレルギーについて知っておきたいことについてまとめてみます
まず、卵黄・卵白両者とも、初めて食べさせる時には特に食後の赤ちゃんの様子をよく確認してください
卵アレルギーをもつ場合は、食後30分程度で症状が見られることが多くあります
口の周りなどに蕁麻疹が見られたり、下痢をしたりといった症状が見られたら卵アレルギーを疑い、速やかに受診してください
また、ご家族に卵アレルギーなど食物アレルギーをもつ方がいたり、赤ちゃん自身がアトピー性皮膚炎や喘息などをもっていたりすると、卵を食べさせるのが心配という方もいらっしゃるかと思います
そのような場合、実際に卵を食べさせる前に小児科やアレルギー科で「パッチテスト」を受けるという方法もあります
保育園でも、食べさせる前にパッチテストを受けて卵アレルギーが判明したということもありました
パッチテストは血液検査と比較すると簡易的と言えますが、赤ちゃんは血液検査ができないこともありますので、医療機関に相談してみてくださいね
卵を調理する時にはしっかり加熱するのが重要です
加熱した卵にはアレルギー症状を示さず、生の卵にはアレルギー症状を示す赤ちゃんもいますので十分に注意してください
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離乳食で卵黄を食べさせるのはいつから?【まとめ】
卵黄は中期食から食べさせ、必ず固ゆでにしたものを与えましょう
1個分をクリアしたら全卵を少しずつ試してみてください
アレルギー症状が見られないかの確認を忘れずに行い、少しでも異常が見られたら速やかに受診しましょう
食べさせるのが不安なときには医療機関や福祉センターなどに相談してみてください
茶碗蒸しやケーキ以外にも、刻んでサラダにかけるだけでも色鮮やかで豪華な見た目になりますよ!各食形態で与える量を守って様々な卵料理を楽しんでみてくださいね